危機感の共有 | ボビーのブログ

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塾講師の立場から日頃思っていることを書き綴っていきたいと思います。

2020年に教科書の大改訂が行われ、英語の教科書の内容が格段に難しくなりました。

 

個人的には中学生にここまで教える必要はないと思うのですが、それが文科省の方針なら仕方がないです。

 

学校は学校で、昨年度から公立高校の入試問題がマークシートになったことを受け、英語については「書くこと」を重視しなくなったため、K中生については「2pノート」という「毎日2ページ分英語をノートに練習してくるという宿題」をやめてしまいました。英語の宿題は専ら教科書を読むことになっているようです。

 

教科書をちゃんと読んだかどうかはチェックのしようがありませんから、大半(8割以上)の子は学校の英語の宿題は何もしてないという状態でしょう。

 

だからなのでしょう、ここ最近K中生の英語力は格段に落ちたように感じます。

 

 

上位25%くらいまでの子はそれなりにできていますが、25%を下回る子たちはハッキリ言って全然できてません。居残りをさせてきちんと書けるようにしなければ、僕にとってはほぼ0点の感覚です。

 

困ったことに、学校のテストが簡単すぎて全く理解してない子でもそこそこ点数は取れてしうし、母集団のレベルが低すぎて相対的な順位を見てもそのヤバさは、おそらく保護者の皆さんにも子供たちにも伝わらないと思います。

 

僕と保護者の皆さんの間で危機感や子供たちの現状を共有しなければ、なぜテスト期間でもないのに呼び出しを受けるのか、何で居残り時間が長くなってしまうのかを理解できないと思いますので、今回は実例を挙げる事にします。

 

下の答案はだいぶ前のものになりますが、K中の英語の定期テストで上位35~40%くらいの子の確認テストの答案です。

普通よりできる子たちのはずなんですけどね。

抜き打ちテストではなく、予め出題する所を指定してこの状態です。

これを見て危機感を覚えずにいられますか?