大陸の高気圧が張り出して、壱岐の空は澄んできた。空気は爽やかになり、東シナ海に落ちる夕陽も見惚れるほどに美しくなってきた。晴れた日には写真のような落陽を毎日のように見ることができる。

朝陽が昇ると同じように、夕陽も秒単位で沈みゆく。赤い夕陽が水平線に接してから、丸い陽が半分になり、三分の一になり、そして、完全に姿を隠すまでに、一分くらいであろうか。そのくらいに秒単位でスチュエーションを変えていく。

不思議なことに、その数十秒のあいだ、落ちゆく夕陽を眺めながら、いろいろな思いが脳裏を駆け巡る。落ちゆく夕陽は人を感傷的にさせ、いろいろな思いを思い浮かばせる。落ち切ってしまうと「あ~ぁ 沈んでしまった」と区切りがつく。これまた不思議なことだが、暮れなずむ薄暮の中に多少の余韻を残すものの後をひくものはない。きっと気持ちに区切りがつくのであろう。気持ちもすっきりと澄んで、一日の終わりを確認することができる。

是非、東シナ海に落ちる雄大な夕陽を見てほしい。感動すること、間違いなし! です。

 

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