今年は梅雨入りが遅い。
本社の宮崎は梅雨入りしたけど、中部支局(愛知県)はまだしていない。
「桜前線がどうしたこうした・・・」という毎年春先に流れるニュースはわくわくする。花粉症の季節なので、ツラい思いをする方も多い時期なのかもしれないけれど、「桜前線」という単語がもう美しい。
それに比べると「梅雨前線」は暗い。単語に色を付けるなら、梅雨前線は灰色が似合う。
30年くらい前だろうか。冷夏で農作物が不作になり、日本は大変になったことがある。
米不足がすごかった。
当時はレストランで働いていたけど、ブレンド米を使っていた。
今でもよく覚えてるけど、日本米50%、カリフォルニア米40%、タイ米10%のブレンド米だった。
あの頃は全国でタイ米の評判がすこぶる悪かった。
売れないので、山に捨てた悪徳業者がいて事件になってた。
そんなわけで売れないタイ米をびっくりするくらいの格安で売る店も現れた。
から梅雨であそこまでのことが起こることはないと思うけど、やはりなんだかんだで梅雨はしっかりと雨が降ってほしいと思う。
でも降ってばかりだと憂鬱になって「早く梅雨が明けてくれ」と思うので勝手な話である。
全ては神さまの按配に任せよう。
それが一番いい。
ところで、タイ米をマズいと感じるのは日本の料理と会わないからである。
炒め物にタイ米は合うと思う。逆にタイ料理に日本のジャポニカ米は合わない。
僕はタイ米が好き。
今でも時々食べたくなる。
たまに売っているのを見掛けるけど、ものすごく高い!
輸入量が少ないのでそうなるのかな?
タイ米が安かったあの頃にしこたま食べればよかったけど、あの頃の僕は東京で一人暮らしをしていて、まともな自炊はしていなかった。