反抗期の息子がいる家ではガラスを割ったり、壁に穴を開けたりするのは「あるある」なのだろうか?
半年くらい前に高校1年の息子が壁を殴って穴を開けた。
僕は久々に激高した。
「でももう築15年だし、まあ適当な白い壁紙を買ってきて貼っておけばいいか」と思った。見栄えとかどうでもいい。
でもやらないまま日が過ぎていった。
友人のスプーンさん(仮名)と世間話をしている時にこの話をしたら、「一度見に行ってもいい?」と言われた。
スプーンさんは建設業。
「仕事の合間にやってあげるよ、簡単に手直しできそうだったら」と言ってくれた。
そして年末に見に来てもらって、昨日ぱっと取り繕ってくれた。
本当に有難い。
ところで僕にも経験がある。
あれは中学2年の時。
もう40年近く前のことだけど、壁が蹴りたくなるほど腹が立つ。ああ、今思い出しても悔しいなあ。
そのシーズン、我が中日ドラゴンズは広島カープと優勝を争っていた。
阪神戦でのこと。
ノーアウトかワンアウトか忘れたが、ランナーを1塁に出してしまった。
そこでダブルプレーにおあつらえ向きのショートゴロ。(打ったのは平田勝男だったかな? 記憶がイマイチ)
それを宇野勝がはじいてしまったのである。
ランナーは1、2塁。
そこでランディ・バースに逆転スリーランをライトスタンドに叩き込まれた。
そしてその試合は結局負けた。
自分の部屋に入る時に、壁を蹴ったらベニヤの板に穴が開いた。
あまり目立たないけど、実家には今でもそこは穴が開いている。
そのシーズンは広島カープが4年ぶり4度目の優勝した。
プロ野球選手はあまり意識してないだろうけど、大事な試合を落とすとどこかの家の壁に穴が開いているんです。
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