早朝5時から電車を乗り継ぎ、やってきたのは奈良県天理市天理駅。
駅前からまっすぐのびるアーケード街を進み天理教エリアを抜けて、約30分歩いて目的の石上神宮までやってきました。
石上(いそのかみ)神宮は、古事記や日本書紀などにもその名前が登場してきているくらい古くからある、三重県の伊勢神宮とともに日本最古の神宮と言われている神社です。
伊勢神宮ほど有名ではありませんが、めっちゃ凄い場所やのにそれほどスポットを浴びてない場所こそ私が大好きな場所
前からずっと興味はあって、いにしえのパワーをもらいに一度行きたいなぁってずっと思っていたんです。
さあ、どんなパワースポットなんでしょうか
立派な鳥居をくぐって、境内へと入っていきましょう
入るとすぐに見えてくるのが、こちらの立派な杉の大木🌳
いきなり神のパワーが存分に宿ってそうなものが、目に飛び込んできました
樹齢約350年の大きな杉の木で、『神杉』と呼ばれて崇められています。
幹回り約3.4m、高さ約30mあるそうです
もう少し進むと、こちらも歴史を感じる手水所でしっかりとお手を清め、
視線を感じて振り向くと、そこには牛さん
近くに居た撫牛の頭を撫でて、子供たちの学業成就を祈願
顔の辺りや脚の付け根付近の色が剥げてきているので、そのあたりがよく撫でられてるのがわかりますね^^
さらにその横には、にわとりの像
なんでニワトリって思ってたんですが、その理由は後ほど明らかに
一応念のため、ここでも拝んでおきましたw
さて、手水所からさらに奥へと進むと、見えてきましたのは立派な廻廊
この中に、神聖なものがありそうな雰囲気がしてきますよね(゚ー゚)(。_。)ウンウン
そして、その廻廊のど真ん中には。。。
どっしり構えた威厳を感じられる門
こちらは、『楼門』。鎌倉時代末期に建てられたとされるかなり歴史ある建物で、国の重要文化財に指定されています。
ほんま立派な門構えですよねぇ。それに加えて重要文化財って知っちゃうと、もっと立派に感じられてきますよね
で、この立派な楼門をくぐると~~~
楼門以上に神聖な雰囲気を醸し出している、この建物が『拝殿』
建築様式からして鎌倉時代初期に建立されたとされている、現存する拝殿としては最古のもので、こちらは国宝に指定されています
圧倒される迫力とかはありませんが、それだけ長い年月歴史を積み重ねてきた重みが感じられる、まさに神聖な場所。
いつもより少し時間かけてお参りし、ここでもしっかりといにしえのパワーをいただいておきました
ちなみに、石上神宮は元々本殿というものがなく、この拝殿の後方に『禁足地』という神聖な場所を設けて畏敬してきたとのこと。
で、石上神宮のHPから引用しますと、
『当神宮の御神体である神剣「韴霊(ふつのみたま)」が禁足地の土中深くに祀られているという伝承があったため、明治7年8月に当時の大宮司 菅政友(かんまさとも)が官許を得て調査したところ、多くの玉類・剣・矛などが出土すると共に神剣「韴霊」が顕現され、伝承が正しかったことが証明されました。
その後、明治43年から大正2年にかけて神剣「韴霊」を奉安するために本殿を建立』
したそうです。
ですので、本殿は禁足地にあるため、我々が行くことはできませんm(_ _)m
しっかりとお祈りを捧げた後は、再び楼門をくぐって外へと出ていきます。
楼門前にも神杉🌳
その横にある階段を登って行くと、、、
さらに立派な建造物が見えてきましたよ
『摂社 出雲建雄神社拝殿』という、長い名前のこちらも拝殿。
これまたHPによると、近くに石上神宮と同年代くらいに建てられた『内山永久寺』という寺があって、そこの拝殿として造られたもの。寺が廃絶になり本殿が放火された後も荒廃して残ってところ、歴史ある建造物ということで摂社の出雲建雄神社の拝殿として移築され、こちらも国宝に指定されているそうです。。。φ(..)メモメモ
国宝にしてされている建造物を間近に2つも見れるなんて、なかなか贅沢な場所でしょ^^
で、その国宝の拝殿の目の前にあるこちらが本チャンの『摂社 出雲建雄(いずもたけお)神社』
古くからある味のある神社で趣も感じられますが、国宝ではありません
この拝殿と出雲建雄神社の辺りが、石上神宮のメインスポット。
めっちゃ広いってわけではないんですが、最古の神宮ってことで神々の力を感じるなかなか凄い場所やと思いませんか
朝早すぎて私以外に2名ほどしかいてなかったし、ゆったり自分のペースで参拝することができましたし、早起きして頑張ってやってきた甲斐がありました
ということで、ひと通り参拝を終えたところで、こちらの休憩所で一休みw
休憩所と言えども、なかなか古さを感じる建物ですよね
それもそのはず、以前は拝殿前にあった舞殿をここに移築して、参拝者の休息場所として使われるようになったとのことです。
その建屋の中で座って、歴史を頭の中に浮かべながらしばし瞑想
瞑想を終え息も整ったところで外に出て、
は~い出ました、得意の裏側撮影
先ほどの撫牛を裏側から撮ってみました
やはり、さすがに裏側から撫でる人はほとんどいないようで、色あせてる部分はなかったです
・・・・・って、んっ
ちょっと待って撫牛の尻尾の辺りに何か写ってるものが
そう、さきほど像があった、本物のニワトリの放し飼い
しかも大量( ̄□ ̄;)!!
ビックリでしょw
動画内の『コケコッコー』の鳴き声が作られた音声のように聞こえるかもですが、正真正銘目の前にいるニワトリたちの鳴き声でした
約40年前に石上神宮に奉納され、烏骨鶏や東天紅と言った天然記念物のニワトリをはじめ、様々な種類のニワトリが約30羽飼われているとのこと
石上神宮に到着した時から鳴き声は聞こえてたので居ることはわかっていたんですが、全羽オリの中でおとなしくしていました。
で、先に参拝をして戻ってきたちょうどその時に、恐らく神宮の関係者であろうお方がやってきてオリの鍵を開け扉を開けた瞬間、元気よく飛び出してきて一気にこの状態に
もちろんオリの中は、もぬけのから
人馴れしてることもあってか、猫の私が居てても全然動じることなく、周りを元気よく走り回ったり餌を食べたり水を飲んだり、やりたい放題
なかなかこういう光景に出逢うこともないので、しばらくニワトリたちと戯れていました
ちなみにニワトリそのものも、古くは古事記や日本書紀などにも登場し、暁に時を告げる鳥として神聖視され、神様のお使いともされていたそうです。。。φ(..)メモメモ
どうでしたか石上神宮厳かでもあり楽しくもあり、なかなか素敵な場所でしょ
神の宿る神聖なパワースポットで、神の使いでもあるニワトリと戯れることもでき大満足
それこそニワトリ並みに早起きしてやってきて良かったです
ということで、最古の神宮石上神宮で参拝することができて目的達成\(^O^)/
天理駅へと戻って行くことといたしましょうか
う~~ん、でもせっかく約30分かけて歩いてここまでやってきたのに、このまま引き返すのももったいないですよね
ここに来たということは、もちろんいにしえのこの道を進んで行きます