北きつね牧場からの帰り、念願のシマエナガに遭遇。温根湯を離れる直前に偶然出逢えて気分よくして北見バスに乗車。終点北見まで乗ると見せかけて、愛を確かめるために相内(あいのない)で途中下車。そこに愛はあったのか
前回から、愛を確かめるためにって何回も言ってますが・・・
相内で途中下車したのには、ちゃんとした理由があります
それは、この後遠軽方面の列車に乗るため🚃💨
今度はバスではなく、列車で再び遠軽旭川方面へと戻っていく予定にしていました。
乗りたかったのは、網走駅を10:19に発車する普通列車遠軽行き4658D。
これをどの駅から乗ろうか、計画段階でかなり迷ったんです。
まずは北見駅。バスは11:21に終点北見に着き、列車の北見発が11:37なので一応間に合います。
ただ、これだと乗り継ぎだけで昼ご飯食べたりする時間も全然なく忙しないし、バスを終点まで乗ることになりバス代もけっこう高いのでひとまず保留。
一本前の温根湯8:43→北見9:51ってバスもあったのですが、それだと北きつね牧場に行けないので却下。
で、候補に挙がってきたのが、留辺蘂と相内。どちらも乗り継ぎには十分時間あるし、昼ご飯を食べることもできるので、後はお店があるかどうか。
温根湯から一番近い駅が西留辺蘂か留辺蘂。ここだと時間的にかなり余裕あるのですが、これってお店がなく・・・
色々調べた結果、行きたいお店のあった相内に決めたという訳でした
ちなみに、列車が相内駅にやってくるのが11:54。1時間くらいあるのでそこそこゆっくりできます
ということで、10:55に相内バス停で降り、まずはお目当てのお店へと向かい歩き出しました
お店があるのは、駅とは違う方向。R39からもそれて、こんな何もない雪道を歩いていきます
愛どころか、建物も何もない雪原だけが広がる相内。
でも、もう少し進むとちょろっと建物も見え始め、
こちらには、愛エサの配給を待っているのか、きれいに並んでいるお馬さん🐴
こんな光景を見ながら歩くこと10分チョイ。
突如現れた、こちらの洒落た建物がお目当ての店
お店の名前は、『 Mof-mof 』
店名の下に小さく書かれてある文字が、『自家製酵母 石窯パン』
そうです、こちらはパン屋さん
おっさんには似つかわしくない、お洒落なパン屋さんにやってきちゃいました♪(///∇//)
石窯で焼いている本格的な地元のパン屋さんで、原材料や食材もほとんどが北海道産のものを使ってるこだわり様。しかもやってるのが火・木・土の11:00~16:00というハードルの高さ
留辺蘂も相内も他にパッとしたお店が見当たらない中、一際異彩を放ってたお店だったのでめっちゃ気になったんです。
そして、この日は火曜日で営業曜日\(^O^)/
これを逃すわけにはいかないということで、相内行きを決定
当日悪魔の臨時休業だけが心配やったんですが、しっかりとOPENしてくれていました
買ったものや食べた感想は、また実際に食べる時の記事で書きますが、ここめっちゃ美味しかったです
相内に行くことあまりないかもですが、R39を通る際はちょこっと立ち寄って損はないと思います
あいのないで、たっぷり愛情こもった美味しいパンを売ってる、愛のある素敵なお店を見つけることができました
パンを買った後は、再び同じ道を戻っていき、
R39沿いまで戻ってきたら、こんな古い石造りの蔵っぽい建物が
入口の除雪はされていませんでしたが、今でも何かで使われているんでしょうかねぇ。。。
とか思いながら、蔵の向こう側に写ってるこちらの圓泉堂(えんせんどう)というお店にお立ち寄り。
温根湯でも立ち寄った地元密着型のスイーツ店ぽかったので覗いてみました。
中に入ってみると、やはり愛のこもった和洋色んなお菓子が売っていてしばし物色
一応追加でお土産を購入。自分のためのお菓子は買いませんでした
で、圓泉堂の前の信号でR39を横断すると、
見えてくるのが、そこに愛はあるんかと思った発端の場所、相内(あいのない)駅
去年5月の春旅で、そう考えてたら写真を撮り忘れたんでした
11:35到着で、今回もそう思いながら駅に近づいていくと、、、
えっこの時点ではここに走ってることのない、愛の感じられないDECMOが(ノ; ̄◇ ̄)ノ エエエエェェェェェ-
やっぱりここは「あいのない」なのかとか考える余裕もなく、
行先を見てみると、網走行き
なんで~~~~
この時間帯は網走方面は全く走ってなくて、私が乗ろうとしている11:54の遠軽行きしかないはず・・・
で、瞬間的に頭によぎったのが、ダイヤの乱れ
駅舎の中に入って時刻表みて、この時間帯に網走行きが走ってないことを再確認。
そして、スマホで列車の遅れが出てないか確認すると。。。。。
JR北海道、全て平常運行( ̄□ ̄;)!!
じゃあ、この網走行きはほんまに何やね~~んって思いながら、ホームへ戻って再度DECMOを見に行くと、、、
なんと訓練中車両でした_| ̄|○
先にここ確認しとけって話なんですが、行先が網走になっていたので焦りますよね
ダイヤ乱れてたら、この後の行程が一気にくるってきてしまいますし
てか、表示も『試運転』とかにしてくれてたらねぇ。
この仕打ちには、全く愛は感じられませんでした
まあ、DECMOに置き換わる前に見れた貴重な経験になったとすぐに気持ちを切り替え、ほどなくして発車していったDECMOを見送ったのでした
ということで、DECMOが去り愛を取り戻して気分爽快の相内駅の駅舎
あいのない駅名標と駅舎
どれだけ『あいのない』と書かれてもそれにめげることなく、赤とクリーム色できれいにお化粧され町のシンボルとしてここに建ち続ける愛情たっぷり注がれた相内駅の駅舎。
この写真は、これから進む遠軽方面の景色。ちょうど踏切に郵便車が通って、田舎ののんびりした感じが出てる良い光景。
駅舎も周りの景色も素晴らしく、相内駅に愛を探しに来て大正解でした
思う存分ホームからの景色を満喫した後は、まだ時間もあったので待合室でしばし休憩。
待合室は、飾りっ気のない殺風景な感じ^^;
で、運賃表の下には落とし物なのか謎の手袋に、
その横には、『禁煙席』と書かれた謎の扉が( ̄△ ̄) !!
開けようとしたんですが、固く閉ざされて謎のままでした
最後にリュックをもう一度整理し、忘れ物ないかを確認してホームへ
遮断機のない小さな構内踏切を渡り、列車が来るホームへと向かいます。
こちらが列車がやってくる北見方面。澄んだ青空を見上げながら物思いにふけって待っていると、
独特のディーゼル音を響かせながらやってきたのは
普通列車遠軽行きキハ40
この3月のダイヤ改正で、全ての普通列車がDECMOに置き換わった石北本線。
そう、網走駅10:19発遠軽行き4658Dがキハ40とわかっていたので、最後に乗り納めをしておこうと思い、この列車に狙いを定めていました
列車からは保線員っぽい方々3名ほどが下車し、続いて私ひとりが乗車。
短い滞在でしたが、そこに愛はあった相内駅ともお別れです
昨年の春旅の続きではないですが、今まで利用したことのないローカルな駅にやってきて、少しスポットをあててみました
素敵な美味しいパン屋さんもありましたし、少しでも興味わいた方は、一度『愛のある相内』に行ってみて下さい
ということで、愛をたっぷり感じられるキハ40が、定刻の11:54にゆっくりと相内駅を出発。
私にとって最後の石北本線キハ40旅が始まりました