ついに後一週間となってしまった、根室本線富良野~新得間の営業運転。さよならヘッドマークや行先標などを装飾したキハ40が走ってるみたいで、今にも飛んでいきたい気分なんですが・・・
現実は、3月下旬やのに何でこんなに寒いねんそれやったら1月もっと寒くなっといてほしかったわと思いながら週末を過ごし、パソコンに向かってblog更新中
そんな中、土曜日買い物に行った時駅弁大会をやっていたので、こちらの『花咲蟹🦀と道産牛🐂弁当』を購入し、根室本線に乗って食べてる気分になっていました
花咲ガニと牛肉のコラボ、美味しかったです
さてさて、話は冬旅に戻りまして。。。
新得駅での7分の乗継に無事成功し、根室本線代行バスに乗車。狩勝峠の絶景を満喫、落合駅と幾寅駅に別れを告げ終点東鹿越駅まで。ホームで待っていたのは、北海道色キハ40廃線間近の根室本線、最後の廃線予定区間へと進んで行きます。
代行バスを降りて、まずは一直線にキハ40車内へ向かい席を確保。
平日でしたし激混みってわけではなく、ボックス席に独りで座る余裕あるくらいで、代行バスの乗客と駅に居てた3名ほどで合計20名弱。
DECMOなら座席はそこそこ埋まる感じやと思いますが、さすがキハ40、まだ余裕ありありでした
荷物を置いた後、足早にキハ40の雄姿を撮影に
雪で覆われたホームで発車の時を待つこの姿、青空バックに威風堂々としていてかっこよかったです
昨年5月に訪れた前回は、おそらくこれが最後の乗車やろなあと思いながら、悲しみの雨の国鉄色キハ40に乗っていました。
当時はまさかもう一回乗れるとは全く思ってなかったので、こうやって念願の雪景色、しかも快晴の下リベンジできるなんてめっちゃサイコー
ただ、この姿をじっくり見ている時間はないんです。
元々、ここでの乗継も8分しかなかったところ、バスが2分遅れたので乗継6分( ̄□ ̄;)!!
新得での7分より短いですや~ん
さらに、列車に荷物を置いて外に出た時点で残り5分・・・
東鹿越駅の駅名標とキハ40の姿。
この先は今も列車が走ることのない、幾寅落合方面。
現役の間はもう来ることないであろう、東鹿越駅の姿。
など、しっかりと目に焼き付け、そして写真におさめていると、あっという間に2分前
あまりゆっくりはできませんでしたが、最後の東鹿越駅を心に刻み込みそのまま列車内へ。
席へと戻って感傷に浸っていると、出発時刻になっちゃいました
そして定刻の9:16、、、
このかなやま湖では、昔氷上わかさぎ釣りをしたことがある思い出の場所。
2005年2月のことなので、もう19年も前なんですね( ̄△ ̄) !!
ずっとやりたいと思っていて、富良野にスキーをしに行った時にツアーに参加して念願かなえました
そんな過去を懐かしみながら、雪原と化したかなやま湖を車窓から眺めてキハ40に揺られていると、
9:26、到着したのは金山(かなやま)駅。
写真ど真ん中のレンガ造りの建物は、通称ランプ小屋。
その昔、客車の車内照明に使われていた灯油ランプと燃料を収納するために造られた建物で、明治44年(1911年)建築ということで、113年の歴史ある建築物です
他でもなかなか見ることできないですよね。屋根に雪をかぶって、趣が増した姿になっていました^^
この区間が廃止となった後はどうなるんでしょうねぇ。。。文化的価値もかなり高いと思うので、是非保存してもらいたいと思いますm(_ _)m
実際の駅舎はこちら。乗降客はなく、唸るような独特のディーゼル音、キハ40サウンドを響かせ出発していきました。
かなやま湖沿いに西に進んでいた根室本線ですが、金山駅手前で湖からは離れていき、今度は空知川沿いに北へと進んで行きます。
そして、線路の向こうにホームらしきものが見えてきて、
9:36、下金山(しもかなやま)駅に到着。
エゾシカが出てきたとかのトラブルも特段なかったんですが、下金山駅着は3分遅れでした
駅手前の写真でも、この写真でも、めっちゃ雪深くて除雪されてるんかいなって思ったんですが、
ちゃんと、待合所からホームまでは除雪された通路がありましたw
ホームも最小限のスペースだけ除雪されていて、この通路を通って地元民っぽいお一人の方が乗車し出発。
ここからは空知川と寄り添うように、近づいたり離れたりを繰り返しながら進んで行き、
見えてきたのは、
3分遅れのまま9:45、山部(やまべ)駅着。
ここ山部駅にも、レンガ造りのランプ小屋があります
屋根の雪がつながってるので一つの建物のように見えますが、除雪通路がある建物がランプ小屋で、向かって左の三角屋根の建物は、木造の倉庫です。
山部駅からも地元民らしきお一人様が乗車し出発。
この辺りになると、今度こそ大地に積もった広大な雪原が広がり、奥にはきれいな山脈風景
遠くに見えるこのどちらかが芦別岳かと、無知をさらけ出しながら進んで行き
半分凍った空知川を渡って反対側へと移ると、
また雪にうずもれた小さな片側だけのホームが見えてきて、
ここも3分遅れのまま、9:51に布部(ぬのべ)駅着。
名作『北の国から』第1話で、最初に降り立った場面で使われたのがこの布部駅。
そんな布部駅も、廃線と同時になくなっちゃいます
布部駅を過ぎても、青空のもとひたすら雪原が広がる景色。
山々もきれいに見えたままですが、ぽつぽつ建物が見え始めてきました
線路の本数も増えホームが見えてくると、、、
9:58、富良野(ふらの)駅着。
結局、最後まで3分遅れのまま、遅れは取り戻せませんでしたm(_ _)m
ここまでが2024年3月いっぱいで廃線となる区間で、新得から富良野まで無事乗り通すことができました
いかがでしたでしょうか、根室本線新得~富良野間。去年の春旅でも乗って紹介していたのでもう少し簡単に書いても良かったんですが、やはり廃線になる区間ですし、天気も良くてずっといい景色を見ながら素敵な乗り鉄旅になったので、3回に分けて詳しく書いちゃいました
4月からは、乗ろうと思っても乗れないのがめっちゃ残念なんですが、沿線の素晴らしい車窓、全ての駅の佇まい、音、匂い、空気感、五感を研ぎすませ根室本線の良い思い出をしっかりと刻み込み、廃線区間最後の乗車を終えたのでありました
もうすぐ列車に乗って車窓を楽しむことができなくなる区間、お付き合いありがとうございましたm(_ _)m
てな具合に旅が終わっちゃった感じが出てますが、まだまだたくさんやることあるので、前を向いて旅を進めて行きますよ
ということで、旅の分岐点となったここで久しぶりに3択を
この後は、、、
①引き続き大好きキハ40に乗って、根室本線を進んで行く。
②出たなっ!のDECMOに乗り換え、富良野線を進んで行く。
③冬旅なので余裕をもって、富良野でゆっくり観光&グルメ満喫。
選んだプランはどれだっ