16年ぶりに対面したタウシュベツ川橋梁。対岸からでしたが、つながっているその姿をしっかりと目に焼き付け、崩れてしまう前にもう一度見てみたいと願いながらお別れ。ツアーもスタート地点まで戻ってきて、集合場所の糠平温泉文化センターへと帰っていきます。
と思っていたら、もう一ヶ所見学していきますと言うことで、車はさらにR273を北上しぬかびら源泉郷からは遠ざかって行き。。。
5分ほど走って到着した場所が、こちらのコンクリートアーチ橋が見える場所。
この橋は、第五音更川橋梁。そうです、タウシュベツ川橋梁と同じ旧国鉄士幌線のコンクリートアーチ橋です。
旧国鉄士幌線には音更川沿いにたくさんのコンクリートアーチ橋がかけられていて、当時の橋が今でも14個残っているんです。
それらをまとめて、『旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群』と名付けられ、先ほど見に行ったタウシュベツ川橋梁もそのうちの一つ。
これらの橋梁群は北海道遺産として認定されていて、さらに14個のうち5つが国の登録有形文化財にも登録されています。。。φ(..)メモメモ
で、この第五音更川橋梁は、その登録有形文化財。
タウシュベツ川橋梁と同じ年代に完成した橋とは思えないくらい、きれいな姿で残っていますよね
第五音更川橋梁とタウシュベツを比較しただけでも、タウシュベツがどれほど過酷な条件で残り続けているかってことがよくわかると思いますm(_ _)m
ここで車を停めて、説明を受けながらしばし橋を見学し、今度こそぬかびら源泉郷方面へ。
そして、R273を南下していると、、、
角のはえた雄のエゾシカ発見
おぉ~、こっちにも
オスばっかり、5,6頭固まって居てたんですよ
雄がこんなにたくさん居てるのは初めて見たんですが、実は行きにメス鹿の群れを見た時に、
「エゾシカは一番強い雄がハーレムを作るので、基本オスのエゾシカを見るのは1頭が多いです。ただ、戦いに負けた弱いオスたちは、負けたもの同士で群れを作って行動するので、オス鹿が群れているのを見ることあれば、弱い男たちの集まりだと思って下さい」
って、ガイドさんから冗談交じりに説明を受けていてたので、この群れを見た時、
「来る時言ってた弱いオスたちが居ましたよ」って、車の中で盛り上がってました
そんなオスたちの集団からもうちょい車を走らせると、高嶺の花のメスたちの軍団も^^
彼らは、ここには近づけません
最後に、これまた登録有形文化財の三の沢橋梁を車から見学し、12:15に糠平温泉文化ホールに到着。
楽しかったタウシュベツ橋対岸ツアーもこれにてツアー終了
とても満足な時間を過ごすことができて、あっという間の3時間でした
前回も書きましたが、初めてのスノーシューも楽しかったし、北海道の冬らしい気候&晴れ渡る雪景色の中、フロストフラワーもエゾモモンガとも出逢えたし、念願の冬のタウシュベツ川橋梁も見れたし、これ以上望んだら逆にバチがあたるんちゃうかってくらい充実したツアーとなりました
素敵なツアーを引率して下さった、ひがし大雪自然ガイドセンターのガイドの皆さん、本当にありがとうございました
文化ホール内で少しガイドさんとお話をして預けていたリュックを回収し、12:25に糠平温泉文化ホールを後にしました
さて、これから次に向かう場所は、、、
リュックを背負い小さな川を渡り、
誰もいないまっすぐな雪道を歩いていくと、
12:35、昨日降りた十勝バスぬかびら営業所バス停へ
帯広方面へと戻って行くために、ひとまずここへやってきました。
しかし、こちらの時刻表をご覧ください。向かって右側が帯広方面のバスの時刻表。
次のバスは・・・・・16:42までありません(ノ; ̄◇ ̄)ノ エエエエェェェェェ-
バス停に来たはいいものの4時間待ちですどうするんですかぁ
ここは計画段階でめっちゃ悩みました。
最初考えたのは、ぬかびらで2泊か初日帯広泊2日目ぬかびら泊にして、朝7時台のバスで戻って行くプラン。
初日を帯広泊にすると、土曜日ってことでめっちゃホテル代が高く、プラス2日目ぬかびらに泊まってしまうと3日目のやりたいことができなくなるので、このプランは却下。
じゃあ、ツアー参加後ぬかびらで昼ご飯食べたり別の宿の日帰り温泉入ったりゆっくりして、16:42のバスで帯広へ戻るプランは
これだと、帯広に着くのが18:30頃になるし、帯広でやりたいことができなくなるのとゆっくりもできなくなる
でも、色々調べてても他に手段が見当たらず、まあぬかびらで存分に温泉味わってゆっくりして帰るのも悪くないなと、ほぼこのプランにしようと思い始めていた時に、目から鱗のもの発見
こちら、十勝バスぬかびら営業所バス停、先ほどの時刻表の上の部分の写真。。。
えっ 『 帯広ゆき ぬかびら源泉郷発12:57 』
なんですか、さっきの時刻表には載っていないこのバスは( ̄□ ̄;)!!
そのさらに下には『予約制』の文字、もしかして最近はやりの地域限定デマンドバス
いえ、さすがにデマンドバスではありません^^;
実はこちら、旭川と帯広を結ぶ、『ノースライナー』という都市間特急バス
一日4本ずつ合計8本、旭川~帯広間を走っていて、6本は旭川~富良野~新得~帯広と狩勝峠経由で進んで行くのですが、1往復2本だけ旭川~上川~層雲峡~ぬかびら源泉郷~帯広と三国峠経由で進むバスが存在するのを見つけちゃったんです
しかも都市間バスって基本的に、出発地の近くのバス停は乗車のみ、到着地の近くのバス停は降車のみなんですが、ぬかびら源泉郷は乗降両方可能で、ぬかびら源泉郷から乗って帯広へ行けるとのこと\(^O^)/
運賃は1,800円で路線バスの1,330円よりは高いしビジットトカチパスの対象外なんですが、思ったほど高くないし帯広までの所要時間も路線バスより短くて早く到着するし、ツアー終了予定時刻が12:30だったので発車時刻も完璧
これなら自分が思っていたことすべてができてうまくいくということで即決いたしました
ということで、ぬかびら源泉郷で私が予定していたことは全て終了
ツアーを終えた後はそのままバス停へと向かってきたのでありました
ひとまず建物の中に入り、バスが来るまで待合室でゆっくりバスを待つことに。
ここが待合所内部。営業所も兼ねてるので窓口もあり、職員の女性が一人いらっしゃり、ノースライナーの予約の確認もしていただきました。
反対側はこんな感じ。まさかの古~~いブラウン管テレビが置いてありました( ̄□ ̄;)!!
ほとんど見かけることなくなりましたよねえ。今でも映るんでしょうか
保存状態はめっちゃ良くて、違和感なく今も現役でテレビ画面を映し出しそうな雰囲気を醸し出していました
「バスが近づいてきたら案内するので中で待っていてくださいね。」と言われていたのですが、めっちゃいい天気で最後にもう一度ぬかびら源泉郷の空気を味わっておきたかったので、5分前くらいに外へ出て深呼吸。
冷たすぎる空気に若干苦しくなりかけましたが、澄んだ空気にきれいな景色、最高のロケーションんですね(゚ー゚)(。_。)ウンウン
そうこうしていると、バスが5分くらい遅れているのでもう少しお待ちくださいと案内があり、
13:00ちょうどに、ノースライナーが無事やってきました
ここから乗り込んだのは、私含めて4名。
車内は4列シートですが空いていて、自由席なので前の方を陣取って、13:03に帯広へ向けて出発
楽しかったぬかびら源泉郷ともお別れです。外では寒い中、職員の方が手を振ってお見送りをしてくださっていました
帰りもR273を帯広方面へと進んで行きます。
アーチ橋梁群のひとつ、第四音更川橋梁を発見しながら山道を下って行き、
平地に出てくると、後はずっと雪原風景^^
遠くには、十勝の山々がきれいに見えていましたw
行きの路線バスのようにたくさんのバス停もなく、上士幌町中心部をぐるっと一周することもなく、ひたすら爆走。
道の駅おとふけで数名降りて、帯広市街地へ。
帯広競馬場前でも数名降り、
建物だけ残っている閉店した長崎屋が見えてくると、、、
もうすぐ終点。
14:32に帯広駅バスターミナルに到着
ぬかびら源泉郷出発地点では6分遅れやったのが、帯広駅には3分早く到着
ほぼ一日ぶりに帯広駅前まで帰ってまいりました。
さてさて、わざわざ都市間バスに乗って早くに戻ってきた帯広で、まず向かう先は