楽しみにしていた『タウシュベツ橋対岸ツアー』に参加。初めて履くスノーシューですいすい雪道を進んで行き、レア現象フラストフラワーを見て、激レア動物エゾモモンガとも遭遇。気分良くしてさらに奥へと進んで行きました。

 

 

先へと進んで行くと、先ほどよりも空気がかなりひんやりとして来て寒さが増してきましたびっくり

湖に近くなってきて、そこからの冷たい空気が流れ込んできているから。ということは、もうすぐ湖が見えてくるのか!?

 

 

 

 

そうです、ようやく糠平湖岸に出てきました!

目の前に広がってる一面の雪原は、凍って雪の積もった糠平湖

雪景色って写真に撮るの難しいですよねゲッソリ肉眼ではかなり明るかったのですが、写真に撮るとかなり暗く感じます。

てか、これだけ大きな湖が凍るなんて、普段の生活からは信じられませんけどガーン

そして、この場所から左の方に目をやると~~~

 

 

 

 

 

 

倒れかかってる木の合間から遠目に見えるのは、まさしくタウシュベツ川橋梁\(^O^)/

ついに、ついに、そのご尊顔が見えてきました。16年ぶりの対面です!!

思わず、『おぉぉ~!』って声を発しましたが、もっと近くで見れるということで、さらに先へと進んで行きますあし

 

 


 

そして、正面に見えるスポットまで到着!

手前の凍った糠平湖の雪原、タウシュベツ川橋梁、バックの山々、素晴らしい眺めですラブ

もっと遠いのかなぁって思っていたのですが、予想してたよりは近かったですOK

 

 

この先進むことは進めますが、逆に橋から遠ざかっていくので、ここでストップ手

 

 

その先凍った湖の向こうの方に、一部雪がなくなって湖面が見えだしてる場所がありました。

これは、糠平湖に流れ込む音更(おとふけ)川。例年ならこの付近も完全に凍ってる場所だそうですが、氷が薄いので早々と川が流れ込み始めてきているとのことびっくり

湖面を横断するのは危険だなぁと実感させられましたm(_ _)m

 

 

 

 

さて、タウシュベツ川橋梁ですが、先ほどよりもうちょいアップで^^

橋梁にだけ日が差し込んで、スポットライトを浴びているようでかっこよかったですひらめき電球

1939年の士幌線開業に向けて、1937年に造られたコンクリートアーチ橋のタウシュベツ川橋梁。長さ約130m、高さ約10m、アーチが11個あります。

1955年に糠平ダムの建設により旧線は廃線となり、それ以来タウシュベツ川橋梁の上は列車は通らず、でも橋は残され毎年糠平湖に沈んでは現れを繰り返して今に至っています。

湖に沈んで水にさらされ凍り、顔を出すと極寒の中寒さに耐え、過酷な自然環境の中佇んでいるにもかかわらず、87年間ここに立ち続けている姿はまさに威風堂々と言った感じ筋肉

人工建造物でありながらも、違和感なく大自然に溶け込んでるこの景色を目の前にすると見惚れてしまいますラブ

まあ、元々ここには湖はなく糠平湖も人造湖ですので、この景色そのものが我々人間が造り出したものということになりますけどね^^;

 

 

さらにアップ!

左から2つ目のあしの上、崩れて細くなっているのがわかりますでしょうか?

ここが一番崩れている箇所。

2005年の十勝沖地震の際に初めて一部が崩落。それ以来徐々に徐々に損傷は大きくなり他の箇所も崩れたり劣化し始め、現在のこのような姿となっています。

写真右の雪の積もっている場所も、崩れてきてる箇所に雪が積もっているんですゲッソリ

湖に沈みしみ込んだ水が凍って膨らんで浸食することで、通常の約50倍劣化が早く進んでいるみたいで、この橋だけ約3000年経過しているのと同じと、ガイドの方が話されていましたびっくり

 

 

角度も違ってて逆光で若干わかりづらいですが、こちらが2008年9月訪問時のタウシュベツ川橋梁。今見てるのと同じ側です。目立った損傷は見られませんよね。

 

 

これが反対側。橋が湖面にきれいに写って、とても素敵な景色だったのが思い起こされます。写真真ん中の欠けてる部分が2005年十勝沖地震で崩れた箇所ですが、他には崩れてる部分はなかったんです。

そしてこの当時は、橋が朽ち果てていくなんて全く頭にはなく、純粋にきれいな景色に没頭していました。

 

 

 

 

それから16年後の2024年2月は・・・

こうやって見ると痛々しいですねショボーンつながっている部分にもひびが入って、今にもガタっと崩れてしまいそうで、かろうじて持ちこたえている感じがします。

ただ、こちら側から見た橋の姿はまだましで、実は反対側から見るともっと崩落が進んでいてかなりヤバい状態だってのがよくわかる見た目になっています。その姿を見ることは今回願い叶わず、次回に持ち越しとなりましたぐすん

 

 

 

それでも懸命に手をつないでここに立ち続けるタウシュベツ川橋梁。

一ヶ所でもつながらなくなると、他の箇所も弱くなって一気に全体がつぶれてしまうと言われています。

手を加えられず、朽ち果てて行くのを見守られるだけの橋…

今見ているこの瞬間にも崩れてしまうかもしれません。

16年前とは全く違った気持ちで見るタウシュベツ川橋梁。

こういうのって他にはないので、何か不思議な気分で橋を眺めていました目

 

 

 

 

一日でも一年でも長く頑張って手をつなぎ合って、我々に元気な姿を見せ続けてもらいたいものですお願い

そして、いつしか自然へと帰って行くその姿を静かに見守っていきたいと思います。

 

 

 

 

 

対岸での滞在は約40分。少し遠目からでしたが、念願のタウシュベツ川橋梁冬景色を見ることができ大満足100点

今度は絶対湖上横断で近くまで行くぞと誓い、それまでつながっていていくれと願い、静かに背を向け橋とお別れをしましたえーん

 

 

ということで、行きは先頭を進んできたので、帰り道は列の一番後ろからついていきます。

 

 

 

糠平湖の氷や、

 

 

無数に付いた足跡の真ん中に、一度穴が開いて再度凍りついた場所、などを説明を受けながら戻っていき、

 

 

 

最後にもう一度振り向き、名残惜しそうにタウシュベツ川橋梁を見て糠平湖ともお別れバイバイ

 

 

 

再び森へと入っていき、ヒグマがひっかいた傷が残る木や、

 

 

エゾモモンガを見かけた大きなコナラの木の根元にぽっかり空いた穴を写真に撮っていると、再び『またモモンガいましたよ!!』のガイドさんの声に反応し見上げると、木の枝から枝へ飛んでる姿が@@

写真には撮れませんでしたが、行きも帰りも何度もモモンガを見ることができてちょ~ラッキーチョキ

 

 

 

フロストフラワーもしっかり残っていて再会することができ、

 

 

 

11:40、士幌線跡の場所まで戻ってきて、スノーシューでの散策終了!

気がつけば、あっという間に約2時間経っていましたびっくり

雪で覆われた自然の中をこうやって歩くことが初めてやったので、見るものすべてが新鮮でめっちゃ楽しいひと時を過ごすことができましたウインク

 

2回に分けて『タウシュベツ橋対岸ツアー』を紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?

士幌線跡あり、フロストフラワーあり、エゾモモンガあり、タウシュベツ川橋梁あり、ヒグマの爪痕あり。。。。。

湖上横断で近くまで行けなかったことなんてすっかり忘れるくらい、素晴らしいツアーを体験できたと思っていますグッ

自然相手のことですので同じような体験ができるかはわからないですが、もっと素敵な出会いが待っているかもしれないですし、みんさんも一度参加しに行ってみて下さい三毛猫

 

ツアー参加者全員無事に帰ってくることができ、さてこの後は、国道沿いまで出てきてスノーシューを脱ぎ、来た時と同じ車の中へ。

 

 

 

11:50に、糠平温泉文化センターへと戻って行くために、車は発車していきました車DASH!車DASH!車DASH!