奥尻島から江差町に帰ってきて、江差からは直接函館に戻らず、旧江差線に沿って進んでいきます。

 

 

 

前回も紹介した、こちらの可愛らしいラッピングバスが、旧江差線で廃線となった江差~上ノ国~木古内を結ぶバスバス

もう少し北側にある江差病院発で、私が乗った中歌町、姥神町フェリー前からは海沿いを走る国道から内陸へと入り、道道215号江差停車場線⇒道道5号江差木古内線で終点木古内駅へと向かいます。

定刻10:49にバスは到着し、10:50に出発。乗客もそこそこいてて、上ノ国町内に行くまではけっこう乗り降りもあり、この路線の需要があるのが伺えました。

 

で、この旧江差線を進むときに役立つのが、、、、

 

 

旅の一番最初で紹介した、2008年版のツーリングマップルサイコロ

当時はまだ江差線が現役だったので、しっかりと線路も駅も表示されてあります。

まあ、最近はグーグルマップとかでも駅跡とか表示されるのでなくてもいいかもなんですが、車の運転の時でもいまだにナビではなく地図を見るのを中心に旅してるくらいなので、こちらを持参しました^^

 

とか言いながら地図と外の景色を見ながら進んでいたら、なんと旧江差線終着駅江差駅があった場所の前を通らなかったんですよ(ノ; ̄◇ ̄)ノ エエエエェェェェェ-

もっと内陸の住宅がたくさんある場所を迂回していき、バスに乗りながら江差駅跡を確認することができませんでしたえーん

 

 

 

 

一応、2017年の車旅で訪れてはいるのですが、それから5年経ってどうなってるのか見てみたかったので残念でしたm(_ _)m

 

 

 

そうこうしてるうちに、江差ターミナルに到着。函館バスの江差営業所があるバスターミナルです。ここで暫く停車するのかと思ってたら、乗降客もなくすぐに出発びっくり

江差ターミナルを出てしばらく進むと、

 

 

見えてきました、旧江差線の鉄橋。まさしく、ここに列車が走っていた証です!

端の方は一部解体されていて、もしかしたらここの鉄橋は近々全部取り除かれてしまうのかもですねゲッソリ

このまま上ノ国町を目指して進んでいき、上ノ国町からは日本海とはお別れで、道道5号で太平洋側の木古内町木古内駅を目指しバスは走っていきます。

で、この上ノ国~木古内間の道道5号沿いが、旧江差線の一番の見どころビックリマーク

風光明媚な山あい川沿いを進んでいく、素敵な区間なんです。

 

上ノ国中心部まで乗り降りが盛んだった乗客も、道道5号に入る辺りでいつの間にか私を含めて2人にガーン

このまま終点まで二人で行ってしまうのでしょうか秘密

 

 

 

山の中のきれいな川沿いに沿ってバスは進んでいき、途中所々で旧江差線の線路跡が確認できました。廃線になってから8年経つのですが、まだこうやって遺構が残っているのはうれしいです^^

 

 

おそらくここも鉄橋があったと思われるのですが、取り壊し途中なんでしょうか、ブルーシートで覆われていました。

 

 

青い空、白い雲、緑の山々と田畑。素晴らしい日本の原風景、めっちゃ癒されますラブ

途中、江差線の湯ノ岱駅があった場所が上ノ国町役場湯ノ岱支所になっていて、そこの湯ノ岱バス停でトイレ休憩。

約5分ほど停車して再び出発。

 

 

次の湯ノ岱温泉バス停を過ぎた付近で、江差方面に行くバスとすれ違い。

交通量自体がかなり少ない道路で、すれ違う車の台数も限られている中、同じバスとすれ違うと何故かうれしい気持ちになってしまいますウインク

そして、次が神明というバス停。ここも江差線の神明駅があった場所なんですが、ここでなんともう一人の乗客が降りちゃったんです( ̄□ ̄;)!!

中歌町の前から乗ってらっしゃった人で、何か大きな買い物袋を提げて降りていきました。

バス停の近くに何軒か家も建っていたので、そのうちの一軒の方だったみたいですね。

勝手に旅仲間と思っていた人ともここでお別れし、今回の旅でまさしく独り旅開始の瞬間でしたグラサン

 

 

この後もバスはひたすら進んでいき、山あいの中にも少し開けた場所には、こうやって牧草地帯もあり、遠目に牛さんたちも気持ちよさげに放牧されていました。

 

 

さらに進んでいくと、こんな看板も発見ひらめき電球

道南トロッコ鉄道 鶴岡公園駅 』と書かれてあります。

ここは、旧江差線の渡島鶴岡駅があった場所で、現在は名前を変えて、大人向け保線用軌道自転車運転体験施設として活躍しています。

ここもちょっと気になる訪れてみたい場所ではあったんですが、今回は後の行程も考えて素通りといたしましたm(_ _)m

 

旧江差線でいうと、渡島鶴岡駅の次が木古内駅。この辺りになってくると、風景も町の中心が近くなってきたなぁみたいな雰囲気に変わってきます。

 

 

今は貨物列車しか通っていないであろう、木古内駅から青函トンネル方面へと向かう海峡線の踏切。

 

 

線路奥へ進んでいくと、青函トンネルへと続いていきます。

以前は、トワイライトや北斗星などの寝台特急、急行はまなす、特急白鳥やスーパー白鳥などが頻繁に行きかい賑わっていた路線も、今や貨物や団体列車くらいしか走っていないんですよね。。。。

そう思って歴史を感じながら、バスで踏切を渡っていました。

 

で、この踏切を越えてしばらく進むと~~~~

 

 

見えてきました、終点木古内駅12:26到着。

江差町の中歌町バス停から乗り込んで、約1時間半のバス旅でした。

ちなみに、この函館バス江差木古内線も、はこだて縄文めぐりパスポートは使えず、1,250円の運賃しっかりと払いましたお金

 

いかがでしたでしょうか、旧江差線沿いのバス旅。

ほんといい景色の場所が多くて、バスに乗っている時はゆっくりと時が過ぎ、降りてしまうとあっという間に時間が経過していましたウインク

素敵な景色の中を列車が走ってる姿、一度でいいから見てみたかったし、乗ってもみたかったですが、もうどちらの願いもかなえることはできませんショボーン

 

「 いつまでも あると思うな ローカル線 」

 

乗れるときに乗っておこうと、改めて胸に刻みこみましたm(_ _)m

 

さて、スカッときれいに晴れ渡った木古内駅、気持ちいいですね晴れ

ここ木古内駅は、北海道新幹線の駅もある場所。

 

 

新函館北斗駅にも負けず劣らずの、大きくてきれいな駅です。

さらに、めっちゃ大きくて立派な駅やけど、駅前が静かで人がほとんど居てないってのも一緒でした^^;

駅前には、道の駅もあるし、

 

 

郵便局で、

 

 

木古内町マスコットキャラクターのキーコもお出迎えしてくれているので、もっと賑わってほしいんですけどねぇ。。。

 

 

 

駅前通りにあったセコマで飲み物などを補給し駅に近づいていくと、貨物が停まっていましたびっくり

 

 

海峡線方向を向いて停まっています。

先ほどバスで渡ってきた踏切を通って、青函トンネルを抜けていくこの貨物列車に乗って帰っていくのもいいかもと思いながら、写真を撮っていましたカメラグラサン

 

ところで、無事木古内駅までやってきましたが、ここから新幹線に乗るわけではありませんニコニコ

もちろん貨物にも乗りませんてへぺろ

木古内駅まで、旧江差線に沿って走るバスでやってきたんでしたよね。

廃線とともに鉄路がなくなったのは、江差から木古内までの区間。

江差線は、木古内からまだ先もあり五稜郭までつながっていました。

もうおわかりですよね^^

ここから乗っていくものとは。。。。。!?