北海道とは逆方向の香川県高松市に到着し、うどんと骨付き鶏でお腹を満たした私。

 

高松にわざわざ来た理由、それは~~~~

 

 

 

 

こちらの列車に乗るためでした!!

 

名前は、    『 サンライズ瀬戸 』

 

 2020年9現在、JRで定期運航されている唯一の寝台(特急)列車で、ここ香川県高松駅 から東京駅までを結んでいます。寝台列車なので高松駅を21:26に出発し東京駅着が翌朝7:08、寝て起きたら東京まで行ける便利な列車です^^

 

 
 
付け加えると、島根県の出雲市駅からサンライズ出雲という列車が走っていて、東京駅に向かう上りは岡山駅で合流連結し、サンライズ瀬戸・出雲として東京駅に向かいます。
なので、東京駅発の下りは岡山駅で瀬戸と出雲に分離し、それぞれ高松駅と出雲市駅へと向かう寝台列車なんです。
普段はけっこう人気でチケットも取りにくいのですが、コロナの影響もあってか今回はスムーズにとることができました\(^O^)/
 
座席の種類は、シングルデラックスサンライズツインシングルツインシングルソロノビノビ座席の6種類。
せっかくなので一番広くてゆったり過ごせるシングルデラックスで過ごしたかったのですが、瀬戸・出雲それぞれで6室ずつしかなくてとても人気なのでさすがに空いてなく、予約したのは シングル。念のため乗る前にシングルデラックスキャンセルとかで空いてないか聞いたのですが、さすがに甘い期待でした( ノД`)シクシク…
 
 
高松出発時刻21:26の30分前、20:56に静かに高松駅9番線に入線。          入線時には、小柳ルミ子の『瀬戸の花嫁』が入線メロディとして流れていましたw
 
私が乗ったのは8号車の22番。部屋は上段と下段があって、22番は上段の部屋。8号車はサンライズ瀬戸の東京方面では最後尾の車両で、上の右側の写真の座席表でいうと上から下へと進んでいく感じなので、座席位置もほぼ最後尾w 岡山駅では、この8号車の後ろにサンライズ出雲の先頭車両が連結されます。
 
 
 
真ん中が通路で車両の両端に部屋がついています。通路は人ひとりが通れるくらい。すれ違うときはよけながら通らないと厳しいです。その分部屋は広めにとってあるって感じですね。
部屋はというと、もちろん中からは自分でカギをかけれるんですが、外からもナンバーロックできて、トイレに行ったりするときも荷物をおいたまま安心していくことができます。
 
 
部屋の中はこんな感じ。入口の所にスペースがあるので、部屋の出入りや靴の脱ぎ履きもスムーズにでき、天井もそこそこ高いので着替えなんかも立ってすることもできます。大きなスーツケースとかも置くこともできますしね^^
側面から天井に向かって広がる大きな窓も解放感をがあって、部屋を広く見せてますよね(゚ー゚)(。_。)ウンウン
 
 
 
また、足元には台もあり食べ物や飲み物を置いたり筆記台として使ったりもでき、枕元には荷物を置くスペースもあるので、ベッドでしっかり足を伸ばしてくつろいでも大丈夫な造りになっています。
写真にも写ってますが、鏡もありますし、紙コップもあって歯磨き時のうがいなんかに使えるし、スリッパもあるし浴衣もあってわざわざパジャマなどを準備したりしなくても大丈夫w
 
 
 
単独で撮り忘れたのですがコンセントもあって充電もできますし、目覚まし機能の付いた時計もあり、ハンガーもあるので上着なんかもかけることが可能。さながら広いカプセルホテルって感じ、いや十分カプセルより快適にすごせますビックリマーク
 
こんな部屋で快適に過ごしながら東京までいざなってくれるサンライズ瀬戸。さてお値段はと言いますと~・・・
寝台(特急)列車に乗るためには、3つの料金がかかってきます。
1つは、列車に乗るための乗車料金。これはみんなが普段電車やバスに乗るときに払っているものと一緒で、乗車区間によって料金は変わってきます。
2つ目は、特急列車なので特急料金。これも寝台にかかわらず、特急に乗る時に乗車券とは別にかかってくる乗車区間によって変わる料金です。
最後3つ目は、寝台料金。1晩を列車で過ごすその料金、指定券みたいなやつです。ホテル代って感じですね。寝台料金は乗る区間は関係なく、その部屋・スペースを使用するのにかかってくる料金なので、部屋のグレードによって変わってきます。
 
 
今回みたいに高松~東京間フルでサンライズ瀬戸に乗車すると、2020年9月現在では、
乗車料金11,540円+特急料金3,300円+寝台料金(シングル)7,700円
=合計22,540円
で乗車できます。
最近は新幹線とかも安くで乗車できるようになってきているし、確かに高い感じはすると思いますが、新幹線で東京に行ってビジネスホテルに泊まってと考えると、それとほぼ同じくらいの値段になるのではないでしょうか^^;
 
ちなみに、シングルデラックスだと、部屋としては、もっとゆったりとしたスペースともう少し広いベッド&羽毛の掛布団、独立したデスクと椅子、洗面台などもついていて、シングルデラックス利用者専用のシャワー室(シャワーカード込み)、タオルや歯磨きセットなどのアメニティもついていて、寝台料金が13,980円と、シングルよりも6,280円お高くなっています。
それでも人気なのは、それだけ快適に過ごせるからでしょうねぇ。。。一度乗ってみたいものです(゚ー゚)(。_。)ウンウン
で、シングルよりもう少し安めの寝台料金6,600円で乗車できるソロはと言いますと、部屋に入ったらすぐベッドがある感じでほぼほぼ寝るスペースのみ。天井もそんなに高くなくのようなので、それだったら私はシングルのほうをお勧めします。
そして、ノビノビ座席ってのがあるのですが、ここは、完全な個室ではないけれど一人ひとりのスペースが区切られていて、横になったときには隣の人の顔が見えないように仕切りで視界が区切られているそうです。
寝てる顔とかは見えないけど、空間としてはつながっているので、周りを気にする人などは嫌かもしれないですね。ただし、ノビノビ座席は寝台料金がかからないので、安くサンライズに乗車したい人にはもってこいかもしれません。
 
近年では気軽に乗れなくなってきている寝台列車にも乗ってゆったりとすごしながら移動するのもたまにはいいですし、旅の醍醐味を味わえると私は思うので、ぜひ一度試してもらえたらと思います( ̄∀ ̄*)☆
 
ところで、鉄道に詳しい人ならお気づきかもですが、このサンライズ瀬戸、東京行きは大阪駅も停まって、0:34大阪駅から乗り込むこともできるのです。さらに、今回の旅の出発点とした三ノ宮駅からも0:13に乗車することも可能です。
ではなぜ高松までわざわざ行って乗車したのか!?
単純に、めったに乗れない寝台列車なので始発駅から乗って少しでも長く寝台の旅を満喫してみたかったから が主な理由です^^;
それに、途中駅だと写真撮影なんかの時間もほとんどないですし、高松駅だと出発の30分前に入線してきてくれるので、撮影したりほかの車両を見に行ったりとかゆっくりいろいろできますからね( ̄∀ ̄*)☆
さらに、この日はもともと特に予定をいれてなく、ぼーっと家で過ごして夜中まで待つのなら、高松までの移動料金は余計にかかりますが、高松までの移動も楽しめますしサンライズにも長い時間乗れますし、ここはケチるところではないかなということで、今回のような旅程となり、まずは西へ向かったのでありました。
 
さあさあ、時刻は出発時刻の21:26
ついに、サンライズ瀬戸が東京に向けて出発いたしました~!