【序章】
 
その闇がいつから存在し
何処からきたかは誰も知らない
 
ただ
当たり前に存在するだけだった…
 
その世界は闇に覆われていた、光と呼ばれるモノは一切存在せず
 
世界に広がるのは暗闇のみ、己の体さえ見る事が叶わぬ世界
 
そんな世界でも
人は環境に適応し『光の無い世界』は当たり前の事になった
 
人々は光と引き替えに視覚に頼らないず空間認識をする能力を得た
 
それにより、物や人に当たる事なく生活する事が出来た
 
また嗅覚や聴覚、その人が纏う雰囲気・匂い・足音で無意識に個人を特定していた