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建て替え計画のある団地を見てきました。
URや都営・県営などの団地は誰かがポンとお金を出してくれて、おんぶに抱っこで建て替えられるのですが(といっても家賃は上がる)、分譲団地だとそうはいきません。等価交換でないかぎり、それこそ何千戸、何百戸というオーダーの居住者がそれぞれ自力で資金を調達して足並みを揃えなければならず、現行の法律の下では相当にハードルが高いようです。団地の中でもお金のある家、ない家、事情は様々。お金があっても今の団地住まいが気に入っていて建て替えたくない人もいるでしょう。
そんな中、その団地は建て替えのために費用をすこしでも節約しようとしているらしく、外壁の塗装が変わったことになっていました。
都営などの賃貸団地は全面的な外壁補修をなかなかせず、こんな感じ↓にヒビが入ったところだけ塗って、まるでテクスチャのようになっていますが

とある都営団地の様子

ここもそこまではいかないものの、部分塗装で結構見事なツギハギに。

建て替え準備中

調べてみると、ここは区分所有者の合意以外にも建て替えにあたっての法律的な問題点があるみたいで、ハードルは相当に険しそうです。
建てられるだけギッシリ建ててしまう民間マンションと違って、都市の古い団地はいずれ建て替えの問題が生じます。
まだ決議には至っていないようですが、どうなるんでしょう・・・う~ん。