テンハッピーローズの予兆 | 南鷹の殿強襲!

テンハッピーローズの予兆

最近、人間が少し勉強熱心になってきたのだろうか、穴コメントのメモ書きもそうだが、ボートレースとこなめの配信中も、万舟が出ると、何かしら要因を探して格言としてメモするようにしている。

ま、勉強熱心というよりは、配信の合間の〝暇つぶし〟と言えなくもない。


きのうのヴィクトリアマイルは、その格好の教材となる。勝ったテンハッピーローズの単勝は20860円もついた大穴だった。


ま、馬券的にはマスクトディーヴァとスタニングローズの好きな2頭を軸にしたのだから、どっちみち当たりはしなかったけど、穴馬として考えたドゥアイズ、フィールシンパシーを導き出すまでに、何度かテンハッピローズの名前は浮かんだ。

というのも、僕はこの馬はずっと「強い」と思っていたが、その絶対条件は「千四なら」と考えていた。

1600m《0214》

1400m《4317》

それは成績にもハッキリと現れていて間違ってはいない。そして、この印象は競馬ファンなら誰もが持っていたはずだ。だから、大穴になった。


では見落としはなかったか。

友道助手は「エンジンのかかりが遅くなっているので、今ならマイルの方が」とコメントしている。それを裏付ける結果が、前走の阪神牝馬Sに現れていた。

勝ったマスクトディーヴァからは、着差はわずか0.4秒差の惜敗でしかなく、特筆すべきは、上がり33.2秒の数字だ。このレースは総体的に上がりが速く、全体としては平均的が、この馬自身の成績の比較では、これまでマイル7走のなかで前走が最速だった。

友道助手のコメントと数字が合致していた。


とは言っても、戦前にこのコメントに目をとめて、データを探るまでに至らなかったのだから、後付けでしかないし、それ以上に言葉への感性が鈍かったのだ。


ま、今後はメインくらいは、コメントの裏をとることの手間は必要だと学んだ。