ゲームギアのコンデンサは寿命を過ぎています
たとえ動作していても今後、動作しなくなる可能性が高いです。
そこでゲームギアのコンデンサをチップコンデンサに交換していきます
今までに紹介したアルミ電解質のコンデンサでは
ゲームギア後期版用のコンデンサ詰め合わせパックもありましたが
全て日本製のコンデンサで電源基板、サウンド基板、メイン基板と
全てのコンデンサを交換することができます。
今ではハンドヘルドレジェンドで購入可能です
今回はレトロシックスで購入したゲームギア用のチップコンデンサを購入
1μF、10μF、100μFと電源基板用のアルミコンデンサが入っています
今回ゲームギアを分解したら珍しい基板と遭遇しました
シェルの内側が茶色になってます。
たくさんのゲームギアを分解してきましたが初めての基盤です
ゲームギアには前期型と後期型の基盤がありますが
今回の基盤は全く違います
基板にはVA5と書いてあります、存在はしっていましたが
手にするのは初めてです。日本で購入したものですがVA5って
日本で出回っていたのでしょうか?それとも海外からの輸入品??
前期型や後期型のコンデンサは把握しているのですがVA5は初めてです。
どういったコンデンサが入っているか調べてみました。
全部で14個のコンデンサが使われています。後期型は12個ですので2個多いです
これをチップコンデンサに置き換えるには搭載してあるコンデンサを
1μF、10μF、100μFのコンデンサに置き換える必要があります
10μF以上の物は全て100μFに
例
22μF ⇒ 100μF
33μF ⇒ 100μF
68μF ⇒ 100μF
1μF以上の100μF以下は全て10μFに
例 4.7μF ⇒ 10μF
1μF以下は全て1μFにします
例 0.47μF ⇒ 1μF
今回はVA0というレア基板ですが今までの前期型でも後期型でも
やることは同じです
ちなみに後期型VA1のコンデンサはこちらです。
VA5の基盤を3種類のチップコンデンサに置き換えるとこうなります
どのチップコンデンサに交換するかわかったので作業開始です
一つ一つ丁寧に取り外していきます
14個のコンデンサを全て取り外しました
取り外した後はハンダ吸い取り線で残ったハンダを拭き取ります
無水エタノールを綿棒につけて綺麗に掃除しておきます
チップコンデンサを取り出して取り付けていきます
ちいさすぎずちょうどいい大きさですね
アルミコンデンサと違い足をカットする必要がないので便利です
全てのコンデンサをチップコンデンサに交換完了しました
今回はメイン基板のコンデンサのみ交換しました、
ずいぶんチップコンデンサが余りました。
早速組み立てて動作確認してみます
無事に動作しました、これで交換完了です。