1996年〜1998年には、avex、トイズファクトリー、沖縄アクターズスクール系列が躍進し、小室ブーム(avexブーム)が最盛期を迎えた。ビーイング系列は、B'z、ZARD、TUBE、FIELD OF VIEWなどを残して徐々に衰え、ランキング上位から姿を消していった。 ビーイング系列は1998年9月に関西をはじめとする西日本を拠点にした新レコード会社GIZA studioを設立、1999年に再び以前とほぼ同様の手法で進出を試みた。しかし、倉木麻衣やGARNET CROW、愛内里菜らなどの成功以外はどれもデビュー後数曲で売れ行きや話題の息が切れたり、登場当初から全く話題にならないなど、非常に苦戦を強いられた。以後も引き続き新人を投入するも、GIZA系列が年間音楽チャートに姿を見せる機会は少なくなっている。

2003年10月にはブームに一役買ったレコード会社である「ZAIN RECORDS」が「B-Gram RECORDS」に吸収合併され、2007年6月、坂井泉水の死去により過去の作品が再商品化されたり、他のビーイングブーム期の楽曲が「R35」と称するコンピレーションアルバムに収録された。それらは販売において十分な成績を収めるものの、世代によりそれらの商品に対する受け止め方が全く異なり、かつての「ビーイングブーム」楽曲が「なつメロ」化していることがより明らかになった。特に、リアルタイムでブーム期を経験していない若年層に至っては、知名度があるのは現在も活躍中か、もしくは近年まで長続きしたアーティストに留まるなど、アーティストによっても知名度に偏りが大きくなっている[3]。

その一方で増崎孝司、稲葉浩志を音楽プロデューサー業に進出させたり、東京にレコード会社「NORTHERN MUSIC」を設立したのが現状である。

音楽事業では多数の所属アーティストの活動休止や引退など不振続きではあるが、豊富に蓄えていた財源で不動産事業などで大成功を収めており2016年現在でもグループ全体の売上高は300億円近い。

 

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