【Side 二宮】
あーーーーーーーーーーーっ!
くそ!!!!!
何だって相葉さんの美しくも逞しい 裸 体を前にこんなコソコソしてないといけねぇんだよ!
ふざけんなよっくそ!俺のあそこ!!!
智め…相葉さんとあんな近くで……っ
あーーーーー背中を向けて洗ってる今、ケツの 割れ目すらぼんやり見えてんのに!(少し目が悪くてハッキリは見えない!)
悔しい!!!!
あの逞しい背中に 艶 かしい 手つきで指を 這 わせたいっ!!
手が滑ったフリして 乳 首 や内腿を カリッとやりたい!
そんであわよくば相葉さんの『んっ』て声を聴きたい…!!!!!
で、『んもぉ~ニノ…えっち。俺、知らないよ?…責任、取ってくれるよね…?』とか言われて迫られたい……っ!!!!!
「馬鹿、想像すんな!」
Jに指摘されて気付くそれ。
………しまった………。
「また暫く出れねーじゃん。のぼせんなよ?」
サクショーが呆れ声で笑う。
「煩いな!お前らもどーせさっきから微妙に反応してんだろ!」
ギクッ…と固まる教師2人。
膝立てて隠してるけど、決してふにゃ ちん 状態ではないのは明白だ。
だって相葉さんと智、、、
「ぅ、あっ、やだやだぁ…っ」
「くふふ、おーちゃんここがイイの~?」
「良くなぁい…っ、ぁん、やめてぇ~っあははは!」
「ダーメ!離さないよ…?」
「きゃー、相葉ちゃんのいじわるー!んふふ、おいらも仕返しっ!えいっ!」
「ひゃひゃ!やめて~っ、あぁーっ」
さっきから擽り合いっこ(と言う名の核兵器)に発展してやがる。
あの野郎後でぜってぇ指紋擦り切れる程握手して間接的に相葉さんくすぐり擬似体験してやる!(←よく分からない)
泡にまみれて絡まり合う2人はソープさながら。
いや行ったことも見たこともないけど。
「にのー、翔くんせんせー、松本せんせー!早く皆であわあわしよー!」
「そーだよー、皆でカラダ洗いっこしよー!」
無邪気な2人の声が広い浴室内に響く。
「アイツら…わざとか?」
「まさか…」
「だよなぁ…」
…天然っつーのは、天使の面した悪魔だな…。
結局あの二人が出るまで浴槽から出れず、のぼせるまで入ってて全身真っ赤でフラフラになりながら風呂を終わらせた。
もうJとサクショーがいなけりゃ立てないレベル。
……こんな突然降って湧いたようなラッキーシチュエーション、無下にしてしまった自分が悔しくて仕方ない。。
でも仕方なくね?
あの華奢な体で、無駄なところのない完璧な筋肉見たらさぁ。。
そりゃね?
プールの授業とかで知ってるけども。
やっぱ別物じゃん?
毛まで見える環境なわけで……
あーーーーちゃんと見ときゃよかった!!!
千載一遇のチャンスだったのにーー!!!!
…でも…相葉さんのケツ…
見ちゃったな………
プリっと締まってて、綺麗で………
チラッと一瞬見えたブツが、いつか俺の ケツの 中にバキバキに 硬くして ぐち ゅ ぐち ゅ 挿 れられるのか……
…………………………。
「ちょ、二宮?!」
サクショーの声がすうっと遠ざかる意識の中で響いて
俺はそのままぶっ倒れた。
「…あれ…」
「お、目ェ覚めた?大丈夫か?」
Jの声だ。
部屋が暗いからか顔は見えないが、右側から顔を覗き込まれているのが気配で分かる。
いびき声が、Jの逆サイド、俺の左側から聞こえる。
「あぁ、隣は翔くん。もう寝てるよ。寝不足だったみたい。」
「あれ…俺…」
「風呂場で倒れたの覚えてない?」
「あ、そっか…あれ、相葉さんは?」
ゆっくり身体を起こしてキョロキョロしてみるも電気が消えてて暗いし人影すら見当たらない。
つーかここ、何?ベッド?
だとしたらこの大きさは…ダブル?
一人暮らしで彼女無しでダブルねぇ…ふーん…エロ。←
「ここは俺の寝室。豆電切れてんだよ、暗くて悪いね。で、相葉くんは…さっき勉強してた部屋に布団敷いて大野と既に寝てる。」
「はっ?!何それ?!」
何で相葉さんと智が一緒に寝るんだよ!!
「俺だってビビったよ。お前が倒れて翔くんと抱えて帰ってきたら、勝手に布団敷いて2人で寝てんだもん。抱き合って。」
Jが溜息混じりに、だけどどこか幸せそうな声で笑う。
……まぁ、想像しただけで癒されるけど。
「にしてもあんな道徳にうるさい相葉くんが生徒と寝るなんてね。二宮と違って大野は安心だからまだわかるけど…本当に意味わかんね。」
否定はしない。
俺は襲わせる気満々だ。
目指せ誘い受け。
「…って、まだわかるけど…ってどゆ意味?」
「それがさ。後で気付いたんだけど、相葉くんから俺と翔くんにLINE来てて。『ニノもこっちで寝ていいよって言っといて!2人を邪魔する気ないから安心して♡ぐふふ♡』って。。」
2人の邪魔??
誰と誰のことだろう。
話の流れ的にサクショーとJ?
何でそんな話になる???
天然ってマジ理解不能だな。
でも…よく分かんねぇけど、相葉さんと同じ布団で寝れるなんて万々歳じゃねーか!
「じゃ俺あっちで寝る!」
「おい、二宮!バカ!」
Jが俺の腕をぐいっと引っ張る。
「は?何よ。」
「…っ、翔くんと2人にすんな!」
Jがものすごい小声でそう訴える。
「はぁ??」
「頼むって!保健室でも言ったろ!お前がいないと無理なんだよ!相葉くんのLINEも不気味すぎるし…翔くん寝たけどいつ何が起きるかわかんねーじゃん!」
…あぁ…そういやそんな話してたような?
サクショーがJをどうこうなんて有り得ないし、何でそんな怯えてんだろ。
(※智のTシャツの話を勘違いして、相葉さんと櫻井さんに掘 られると思い込んでいるからです。)
まぁめんどいし詳しく聞く気もないけど。
「えぇ~そんなん……。……わかった、代わりに智連れてくるわ。それならいいだろ?」
「! マジ?それ最高!!翔くん起こさないようこっそり入って来いって言っといて!」
「…お前さ。智襲うなよ?」
「…お前こそな?」
「無理な約束だな。」
「気が合うね。」
ニッと笑った気がしたのは気の所為ではないだろう。
「…まぁ真面目に返すと、こんな所でヤるとかしないよ。大野みたいな子はゆっくり攻めないとね。」
「俺だって別に相葉さんと最後までなんて思ってないよ。まぁ…キスくらいが限界かな。」
この前は背後からアレ握られたけど……。
今日は絶対向かい合って寝るんだ!
そしたらアトム(夢)に間違えられて握られることもない!はず!!
「とにかく行ってくるわ。」
「おう、早くな!なるべく早くだぞ、約束な!!」
Jが本当に何かに怯える姿は初めて見た。
なんつーか、うん…ウケる。←
俺は笑いを堪えて寝室の扉を開けた。