③太陽と星が導くStory15 | 1年だけ先輩。(基本お山)

1年だけ先輩。(基本お山)

やま。いちご。そうぶせん。

理解した方だけしか読まないでください(笑)
ごにんに心奪われ続け、眠る身体も起き出す状態です。

脳内妄想を吐き出す場として利用しようかなと思ってます。
ご気分害されたらごめんなさい。
※主軸は21です!

※妄想のお話です。













【Side 櫻井】


優しく抱き締めるつもりがスカ食らって両手がめっちゃ可哀想な俺。


に、智くんが膨らんだ茶封筒を渡す。


「何で俺?しかも松潤?」


「うん、もし万が一……その、えっ ちすることになったら…翔ちゃんに渡せって。」


な、なんだその会話の内容は?!


てゆーか、えっ ちって言い方な!発音な!!可愛すぎるから!


その茶封筒の中から出てきたのは…


「…ロー ション…?」


「ま、まじ?!松潤め……やられた、そーいうことかよぉ…」


中身には内心感謝しつつも、お見通し感が否めなくてとにかく悔しい。


でもよく考えたら、それって…


「もしかして…松潤に、今日のこと相談してたの…?」


智くんはしまった!という顔をして真っ赤になって俯く。


「…俺のこと…気になってたから…とか…?」


調子に乗りすぎかな、とは思いつつ訊かずに居られない。


心臓がどくん、どくんと踊り出す。


ねぇ、智くん。


理性に負けたとかじゃなくて


俺のこと、本当に……?



「だから…っ、言ってんじゃん!翔ちゃんが…好きって……」



語尾は消え入りそうで、それが妙にリアリティの後押しをする。


顔が真っ赤の智くんは、そのまま顔を覆う。




俺、この時どんな顔してたろ。


多分、誰にも聖母マリアさながら、愛に溢れた表情してたんじゃねぇかな。




「あ、ニノもだよ。ニノと松潤に気付かれてね、今日もずっと……わっ!」


智くんの話は耳に入ってこなかった。


力任せに抱き締める。



好きだ。


好きだ。


智くんが好きだ。


ずっと好きだった。


そしてずっと怖かった。


あなたを失うこと。


あなたに軽蔑されること。


俺の人生計画のどの時点にもなかったよ。


あなたと両想いなんて幸せなポイントは。


こんな幸せなことあるのかな。


俺は一生分の幸せをここで使ってんじゃねぇかな。


それでも、いいや。


あなたの心が手に入るなら、もう、何だっていい。


身体なんて、どうだって。


何も要らね。



「……翔ちゃん?」


「ん?どうしたの?」


「あの…当たってるけど…」


「…………。」



訂正。


心も身体 も欲しいです。



「…コレ、癪だけど使っていい?」


「……どーぞ。」


「俺、人生初ロ ーシ ョン セッ ク ス。」


「俺も。」


「そもそも初同性 セッ ク スか。」


「そーだよ、そっちのが重大だよ。」


二人してくすっと笑う。




色んな人の助けやアドバイスを経て。


俺達は、やっと一つになる。


墓場まで持ってくつもりの想いは、あなたと打ち明けあって、あなたと分け合って、あなたと歩んでいく。


きっと死ぬまで隣で手を繋いでると思えるから。



「んっ、あっ、や、しょぉっ…!」


「……くっ……」



昇 り 詰め そうな自分の熱を 逃すため視線を部屋に移すと、開けっ放しのDVDの入れ物と炭酸が入っていた紺色の瓶が目に入る。


Sunriseと、星の煌めき、か……




これから紆余曲折、色々大きな試練はあると思うけど


その時はまた、太陽と星にでも導いてもらいますか。




俺は視線を戻して思い切り 腰を 引き、再び智くんの最 奥 を突 いた。





次に取り掛かるお話確実に限定なので

これはエ ロ くないけど許して下さい。゚(゚´▽`゚)゚。笑


でもこのお話まだ終わりません。

もう少しだけありますのでお付き合い下さい~。