③太陽と星が導くStory13 | 1年だけ先輩。(基本お山)

1年だけ先輩。(基本お山)

やま。いちご。そうぶせん。

理解した方だけしか読まないでください(笑)
ごにんに心奪われ続け、眠る身体も起き出す状態です。

脳内妄想を吐き出す場として利用しようかなと思ってます。
ご気分害されたらごめんなさい。
※主軸は21です!

※妄想のお話です。














【Side 櫻井】


その唇はやけに 柔らかくて。


どうしてもさ、女優さんとキスシーンとか機会はあるわけだけど。


負けてないっつーかむしろ勝ってる。


智くんの独特な笑顔みたいに、ふにゃって。


押し付ければ押し付けるほど沈んでくんだ。


ゆっくりゆっくり、沈む。


底なんてなくって、もう、溶け 合って一つになっちまいそうなくらい…。



ゴン。



とか思ってたらいつの間にか智くんを押し 倒してた。


智くんの後頭部が床を打つ。


「あ、ご、ごめん!」


「あ、ううん…」


「「…………」」


き、き、気まずい。


組み 敷 いてしまっているのに謝ってしまった…。


でも、智くんは何か…うるうるしながらこっちをじっと見てて…


嫌そうじゃないっていうか。


そして床に近づいたことで、さっき派手にぶちまけた酒の匂いが鼻を突く。


何かその甘い匂いに包まれて、それが智くんから出てる匂いみたいな気がしてきて、頭がぽーっとし出す。


名実ともに……智くんしか、見えない。



「しょ……っ」



たまらなくなってまた口 付けた。


あぁ、やべぇ。


あの智くんと…俺、キスしてる……。


しかもこんな、リビングの床に押 し付けて……。


そう俯瞰で思ったらやたらと興 奮してきて。


俺の ジュニア は、出番か!とばかりに思いっきり反応し始める。


それに気付かないふりをして智くんの下唇 を唇 と舌 でなぞ ると、智くんから何とも言えない吐  息が漏れる。


ぞくぞくする。


そのまま舌を 口 内まで突っ 込むと、智くんはびくっと身体をこわばらせた。


拒否されるかと思ったけど、小さく震えながら俺の腕を掴み、おずおずと自身の舌 を絡ませてくる。


目は頑なにぎゅっと閉じられたまま。


何その可愛いの。


もうたまんねぇよ。


指でしか知らなかった智くんの舌 の触感は、やっぱり生暖かくて、微かにタバコの香り。


キスしたまま腹から 手を差 し入れると、智くんが驚いて跳ねる。


さっき包丁握ってる手にされたみたいに、つーっと指で辿ってやると、智くんが身体を 捩 らせる。


その反応が可愛くて、もっと見たくて。


胸の 先端を そっと摘んだ。


「──っ!」


智くんの口から零れた唾 液が視界の端にうつる。


想像の何百倍もえっ ろい。


そこを捏ね たり弾 いたりすると、最初はそうでもなかった智くんが段々と反応し出して、しまいには面白いくらいびく んび くん跳ねるようになった。


「ふぁ、んっ…あぁっ……しょ、ちゃっ…!」


こんな高い声出んの?って位甘い声。


大野智の声の更なるポテンシャルを垣間見た。


こんなの知ってんの俺だけ?


俺だけだよね?



悩ま しげな顔で目尻に涙滲ませてそんな風に喘 がれたらさ。


もうA Vどころじゃねぇよ。


もう、この声と顔だけで イ ケそ……。



舌を出 しながら智くんから離れると、つーっと唾 液の糸が 伝う。


息の荒い智くんが涙目で俺を見上げてる。


俺は無意識に舌な めずりして、少し下がり智くんの脇腹に 舌 を這 わせた。


「あぁっ、翔ちゃん…!!」


くすぐったそうに身体を捩る。


へそに 舌 を突っ込むと、智くんの指が俺の濡れた髪を掻き乱す。


無駄な筋肉のない綺麗な身体。


何度も見てきたけど、味わうことなんて当たり前だけどなかったから。


丹念に舐め 上げる。


「しょ……ぁ、ヤメ……」


そんなこと言ってっけどさ


俺の目には智くんはもっとって言ってるように見えんだよな。


その証拠に、


「あぁっ…!!」


「こんな勃 ってんのに?」


智くんの モノ は充分硬 くなってて。


そこをゆるゆ るとスウェットの上から触ると、智くんから嬌 声が漏 れ出す。


「…さっきの質問に正直に答えるよ。俺は…智くんとこういうこと、シ たいと思ってる。」


「あぁぁ…翔ちゃ…やめ…っ」


「智くんは…?シ たくない…?俺のこと…どう想ってるの…?」


反則だとはわかってても、スウェット越しに扱 く手を止められない。


勇気がなくてごめん。


ねぇ、理性を 捨ててる時でいいから。


こんな状況だから仕方ないって、自分に言い聞かせていいから。



今だけでいいから。


今だけは、俺のこと……





好きって、言って………。