甘くて苦い29 | 1年だけ先輩。(基本お山)

1年だけ先輩。(基本お山)

やま。いちご。そうぶせん。

理解した方だけしか読まないでください(笑)
ごにんに心奪われ続け、眠る身体も起き出す状態です。

脳内妄想を吐き出す場として利用しようかなと思ってます。
ご気分害されたらごめんなさい。
※主軸は21です!

※妄想のお話です!ご注意ください。
















大野が気怠そうにティッシュ に手を伸ばして白 濁 を拭き取り、肩から脚を下ろし繋 がったまま櫻井の上に 覆い 被さる。


汗で 湿った 肌が ぴたっとくっつく。


ぎゅっと抱きしめると、荒い 息遣いと 速い鼓動が重なりどちらのものかわからない感覚になる。


櫻井のナ カで大野の存在が萎 んでいく。


「はぁ……すげかった。」


「マジで…ヤバいねこれは……。」


「翔くん、すげーエ ロい声出すんだもん。」


「智くんが豹 変しすぎなんだよ…あんなん想定外過ぎるわ。」


クスクス笑い合う。


ずるっ と抜くと、「うっ…」と一瞬櫻井が唸る。


そこも手早く拭き取り、 コロンと櫻井の隣に寝転んだ。


「後ろ、きもちかった?」


「ん…すごかった。」


「こんなの?」


「はは、勿論初めてだよ。」


何度もそのフレーズを言わせたがることが、相葉への嫉妬からくるものなのかと思い、櫻井は嬉しくなった。


「でもやっぱ俺も智くんを乱 れさせたいって思ったよ。男のサガってやつだね。」


「いーよ。多分そうなると思ってたし。」


翔くんのがおっ きいからね、と大野はふにゃんと笑う。


勿論、身長や体格の話だ。


櫻井は隣の大野の手を握る。


すると大野は1度手を開き、恋人繋ぎに繋ぎ直す。


見つめ合ってふふ、と照れくさそうに笑い合う。


「相葉ちゃんに…何て聞いたの?」


櫻井はずっと不安に思っていた『べんきょー』について問う。


「翔くんとヤ リたいから教えてって。」


「豪速球のど真ん中ストレートだな!」


「そしたら今からおいでって言うから、相葉ちゃんち行ってね、」


「うん」


「したらならうよりなれろって言ってね、」


「…うん?」


「色々教えてくれてね、」


「待って、ちょっとタンマ。あなたなんつった今?ならうより…」


「ならうよりなれろ?」


「な…習うより慣れろ?って言った?」


「うん。」


「………え?まさか……」


「あのねえ、まずはどういう感じなのか身をもって知った方がいいよって言ってねえ、相葉ちゃんが俺のケ ツに……んんんっ!!」


怒りの限界を迎えた櫻井が噛み付くように キスをした。


そのまま大野の後ろに手が伸びる。


「ふざっけんなってマジで……」


「しょ、く、ちがっ……!」









「まさか、お前」


「実践ったってね、指1本だけね?」


相葉が慌てて訂正する。


二宮の目があまりにも怖かったからだ。


ほら、ぜんりつせんがどんなもんかわかんないと、ね、と必死で言い訳をするが表情は全く変わらない。


というか悪化している。


「あーーー最悪だ。これは。きっとあの人悪気なく言うよ、翔さんに。あーもーほんと最悪だわ。」


「え、ダメ?言ったら怒るかな?」


「怒るわ!!お前頭悪過ぎんだろ!!」


「だ、だってぇ~!教えてって言われたから、先輩として張り切っちゃって…うわーんニノどーしよぉーー!」


「と言うか私にも謝罪する立場ですからね、あなた。これ浮気と捉えられても仕方ないですよ?わかってんですか?」


「ええー?!浮気じゃないよ!ちゅーもしてないし!耳にはしたけど!」


「耳にもすんなアイバカ!!!」


「大丈夫だよ!リーダー、イ ッてはないから!」


「そーゆー問題じゃねぇ!!!」


「俺が好きなのはニノだけだよぉ~!」


「うるせぇ!!」








「うるせぇっつってんだろ!何度謝られても

許さねぇ!!」


「ご、ごめん智くん~!!」


「初めてがあんな乱暴なんてありえねぇ…!」


「ほんっっとごめん!まさか指だけとは…!!」


「何度も言おうとしたのに全っ然聞いてくんねぇし!」


「マジで怒りで何も聞く余裕なかったんだよー!ごめん!!」


「しかも痛いっつってんのにムリヤリ…!」


「だ、だって相葉ちゃんが一回入ったのかと思ったらつい……指だけでもくっそムカついてるけど…。」


「だからってロー ションも使わないなんて…ただのレイ プだから。ほんと最低。」


「それに関してはもう全面的に俺が悪いです申し訳ありません……。」


「ふん!しばらく翔くんは女役だかんな!!」


「は、はい……。」


正座をしながら櫻井は思った。


相葉を許すまい、と…。







とりあえず、おしまい!です!