ただいま(AN) | 1年だけ先輩。(基本お山)

1年だけ先輩。(基本お山)

やま。いちご。そうぶせん。

理解した方だけしか読まないでください(笑)
ごにんに心奪われ続け、眠る身体も起き出す状態です。

脳内妄想を吐き出す場として利用しようかなと思ってます。
ご気分害されたらごめんなさい。
※主軸は21です!

※ANの妄想のお話です!ご注意ください。














『会えない時にこそ愛は育つ』


よく聞く話だ。


会えないからこそお互いを考え、


会えないからこそ想いは募る。


俺はそうは思わない。


会って、見て、話して、触れて、キスして、繋がって。


それで伝わる愛情や育つ安心感は絶対にあるから。


会えない時にどうとかじゃなくて、とにかく会いたいんだよ。


少しでも、一瞬でも。


会いたくて会いたくて、身体が勝手に動くもんでしょ?





「ういーす。」


「またかよっ!」


湯気の上がった相葉さんは、タオル1丁で玄関のドアを開けた。


俺じゃなかったらどうするつもりなんですかね、このバカは。


無防備ったらありゃしない。


「もぉー!どんだけ暇なんだよ!」


突然の訪問はいつものことだけど、連日だと流石に怒るかな?


まぁ、あなたが怒るとこなんて滅多に見れないけどね。


招き入れてくれて、後ろ向いて部屋着に着替える相葉さんは、呆れてはいるけどやっぱり怒ってはなさそうで。


「忙しいですよ失礼な。ほら、ゲーム持ってきたから。」


「またハード機ごと…てゆーかまた俺もやんのぉ?!」


「当たり前でしょう?はい、昨日の続きから!」


えー、それ苦手なんだもん、とぶーたれる相葉さんを無視して、勝手知りたる何とやらで、テレビに配線を繋ぐ。


勝手すぎる?


いいんだよ、こんくらいの距離感の方がさ?





テレビのリモコンを入れると奇跡的なタイミングで相葉さんのCMが流れる。


「………」


「ばか、恥ずかしいだろ!無言で見んなよ!」


「ナチュサボン、ナチュサボン♪」


「歌いながらも見んなっ!!!」


顔をべろんと上から下へ触られる。


目を隠すか口を抑えるかどっちかにすりゃいいのに、相葉さんはいつもこんな感じで止めに入る。


いつの間にかリモコンを奪われた。


「いつだって流れてるし今更でしょうが」


「恥ずかしいじゃん!改めては!」


するとテレビからまた聴き馴染みのある音が流れる。


今度は、俺。


「………」


「ん?俺、イケメンで見惚れちゃった?」


「うん。」


「!…ばかじゃねーの!早く変えろや!」


「JCBで(キリッ)」


「うるせぇな!リモコン返せ!」


「俺のだわ!」





笑ってもみ合ってる内に、いつの間にか床に倒れ込み馬乗りされてて。


一瞬の沈黙。


(あ……)


相葉さんの目に、欲情の炎が灯るのがわかった。


かく言う俺の目も多分、そうなってて。


濡れた髪からぽたんと水滴が頰に落ちると共に、ゆっくり唇が降ってきた。


舌が 歯列をなぞり、そっと口を開けると俺の舌を 絡め 取られる。


テレビの音が遠ざかり、ク チュク チュと水音が鼓膜に響く。


「ん……ふ、あっ」


思わず息が漏れると、相葉さんはクスッと笑った。


「カズ、えっろ。」


その見下した目と低い声がいつもとのギャップで、ゾクっとする。


それだけで下半身に 血が 集まるのを感じるんだから、俺は大概イ カれてる。


「…ゲームしに来たんですけど?」


「ん?じゃ、イ カせっこしよっか!どっちが先に出すかね!よーいスタート!」


「ちょ、まてっ!ベルト 外すなっ…ぅあっ!」




ほらね。


会わないとわかんないよ。


こんなバカみたいな展開、さ?


予想を遥かに超えてくるんだよ。


家で1人でお前のこと考えててもさ、埋められないんだ。


匂い。声。肌。温もり。反応。


全部その日その日微妙に違うじゃん。


会わない日は想像通りの過去の相葉さんなんだよ。


でも会えた日は想像を超えてくる。


そうやって一緒に新しい思い出を作ってく。


それが一番だと思わない?







「カズのさみしんぼ。」


「相葉さんが寂しがってると思って来てんですよ。」


「ふふ(笑)もう一緒に住んじゃう?…ま、無理か、この状況じゃ。」


「……やだよ、うるさいし毎晩ヤラれたら身体持たないもん。」


「素直じゃないねぇ~」


そ。素直じゃないんだよ俺は。


だからさ、仕事落ち着いて、世間の目が気にならなくなったらさ。


会わない日なんてないように、一緒の家に住んでくれる?


「ただいま」って当然のようにあなたの腕の中に飛び込めるように。


「おかえり」って目尻にシワたくさん寄せたそのくしゃくしゃの笑顔が見れるように。





『会えない時にこそ愛は育つ』


うん。違うよ。


俺は声を大にして言うね。


『会ってナンボだ!』







嵐に会いたくて会いたくて会いたくて会いたくて

気が狂いそうになったので

書き始めたら少し気が紛れました(笑)


落選組の皆さん

望みを捨てず復活目指しましょう(T_T)