2年前に、自分が卵巣がんのステージ4bであるとわかってすぐにとりかかったのは、
- 自閉症の息子の成年後見人を決めること
- 公正証書遺言を作ること
- フォトムービーを作る
でした。
今日はフォトムービーを作成した話をします。
障害のある息子に見せるためのフォトムービーです。
私の今年30歳になる息子は、知的障害のある自閉症の子です。
程度も重く、障害程度区分は6という最重度です。
単語で自分の要求を訴えてくる事はありますが、基本的にほとんど会話はできません。
パニックを起こすことも多く、体が大きくなってから外で起こされたパニックには
そばにいた者としてほとほと疲れました。
本人が何より1番辛いことは、わかっていますが。
息子が小さい頃は、親も子育てに必死で、何か1つでもできるようにさせてやろう、
という気持ちが強く、自閉症の特性は充分わかっていたつもりでしたが、それでもずいぶん無理をさせてしまったなあと、後悔が多いです。
そんな息子に、辛いこともたくさんあったけど、楽しいこともあったよね、
お母さんもお父さんも、あなたのことが大好きだよということは、覚えておいてほしくて、フォトムービーをつくりました。
フォトムービーは、それ用のソフトがいろいろ売っていて、
作成は難しくないように思われましたが、何しろ突然ステージ4bのがんだと言われて、
てんぱっていましたので、業者さんに頼もうと思いました。
その時に利用したのが、ココナラです。
息子と私たち夫婦が写っている笑顔の写真を50枚お渡しし、つくってもらいました。
私の声も入れてもらい、オルゴール音楽をつけていただき、
素敵なフォトムービーができました。
制作料10,000円也。
YouTubeに限定公開でアップしており、息子が施設においている自分のiPadで
いつでも見られるようにしてあります。