こんばんは、紅茶王子です(#^.^#)
さて、今日は前回好評だった（笑）、ショートストーリーを書いてみましたのでご覧下さい！
tamamiの憂鬱…～寄り添うアップルガーデン～
季節の変わり目にはいつも憂鬱になるtamami。
夏から秋にかけては特にそう。
何だか自分だけが置いてけぼりにされたみたいな気持ちになる。
時間は進む、暑いのに周りは着る洋服が変わっていく、下半期は予定がずらり…
なんでだろ。
特に落ち込むコトがあったわけではない。
そんな気持ちがtamamiの心のうつわがいっぱいになったある日、
公園の近くにある黒い外観の紅茶専門店に立ち寄った。
何を頼んだらいいかわからないtamamiだったので、
「温かいストレートティをおまかせでお願いします」
と言うと、
「おまかせですね。では一つだけ質問させて下さい。夏はお好きですか？！」
と、カウンターに立つお店の男性に不意に聞かれたので…
コクっと頷いた。
すると、りんごの香りがする温かいストレートティがtamamiの目の前に出てきた。
「僕も夏がとても好きなのですが、夏が終わりそうなトキって何だかわけもなく切なくなるんです。そんなときにいつも飲みたくなるのが、りんごとアプリコットのブレンドなんですよね！」
tamamiは、何だか少しだけわかってもらえたような気がして嬉しくなり、
一口飲んでみた。
毎日一歩一歩進んでいて夏はまた来る。
だから秋も楽もう。
飲み終わったときにはtamamiの心は秋色に変わっていた。
「ごちそうさまでした。」
tamamiは空を眺めながらお店を後にした。その足取りは少し軽くなっていた。
最後まで読んで頂いてありがとうございます！
お店には秋味な紅茶がたくさんありますので楽しみながら気分に合わせて選んでみて下さいね(*^^*)
紅茶王子