人間が老化していく過程において、ほとんどの人は筋肉から衰えると思っているけど筋肉の前にまず五感が衰える。

五感というものは思っている以上に様々な働きをしていて、それぞれの感覚を使いながら体を動かすと可動域が広がる。

 

五感を刺激すると筋肉はどう反応するのか。

 

 

<臭覚>

足を肩幅に開いた状態で立ち、振り向くように体を捩じるときに

 

・鼻をつまむ

・鼻の下を指で擦り臭覚刺激をする

・体を捻じるとき息を吐き切ると同時に止まり、そこで鼻から息を吸う

 

このような動作をするだけで可動域が拡がる。

 

 

聴覚>

体を捻じりなががら

・耳を触る

・耳を澄ます動作をする

・耳を擦る位置を変える

 

そうするとまた変化がでる。

 

 

 

<視覚>

体を捻じってから人差し指を目の前に立て、もう1本を手前に立てて同時に動かす(両方を見るようにする)と可動域は向上する。

これは特別なことではなく、本来の目の使い方をすることで、体の奥の力を引き出している。本能がそうさせているのであり、無意識を利用するだけで可動域は向上する。

 

本来の目の使い方というのは、一か所を見ながら同時に全体を見る

 

これは硬筆や習字でもいえる基本的なこと。

硬筆ではマス全体を見ながら線の配置を決める、習字では半紙全体を見ながら、といったように、一か所だけ集中して見ていてはバランスが崩れてしまう。発達障害の人がうまく書けないのは過集中であったり視点が定まらないから。

 

 

<味覚>

舌に刺激物を乗せると体はスムーズに動く。

梅干しやレモンを食べると顔が歪むように、味覚と体の動きは連動する。

辛い物を食べたとき舌は吐き出そうとするし、固いものを噛むときは無意識に咀嚼回数が増え、唾液の量も増える。

消化のいいものをよく噛む、というような、無理やり自分の意識で噛む回数を決めたりすると調整バランスは崩れる。

他にも、舌を出して上下、左右に動かす、指で触れるなどすると可動域は向上する。

 

 

そういえばあのとき、サプリメントを勧めてきたカイロプラクターから渡された粉末サプリ(ポカリスウェットパウダーのような酸味のあるもの)は、味覚による可動域拡張を狙っていたんだろうか。それともそのことを知らず、ただ所属協会に教わったことをそのまま伝えてきたのか。

 

その時の記事↓

 

 

 

僕みたいな反応の鈍い人間もいるので、もっと酸味をプラスしたものを開発したほうがいいですね。

 

カルシウムの摂り方には注意点があるけど、そのことついてはまた今度。

 

 

最後に<触覚>

 

足裏の感覚は体性感覚に影響を与えています。

一本足の下駄をはくと自然と姿勢がよくなり、立ち方と歩き方が変化する。それは山伏が山を駆け巡り修行していたことからもわかるように、意識では動かせない体の奥から運動指令が働き動きやすくなるから。

現代で下駄は履けないから素足で芝生の上や砂浜を歩くのがいい。それによってアーシングもできるため、体に溜まった静電気が抜け体の不調も回復する。

 

 

空海が日本全土を行脚中に1500か所以上の水場を見つけたことや、足裏の感覚で温泉を掘り当てることができたのは、五感もさることながら第六感(ヒト以外の動物にみられる感知能力)も働いていたからだろう。

空海だけではなく、山伏や僧侶もその感覚によって多くの温泉を見つけている。

といってもそれらは開湯伝説といわれているけど。

 

ここ香川県の塩江温泉は行基が発見し、後に空海が修行をしたところ

 

 

 

以上のことから、体の擦り方、皮膚に対する刺激の仕方で可動域は容易に向上するわけで、SNSで整体師が可動域の変化をビフォー・アフターで見せてるのを見たりするけど、施術者が全体重を乗せて腰をバキバキと鳴らさなくても、可動域は広がることがわかる。五感には種があって仕掛けると開く。

 

五感を働かせる運動は、体の末端からの指令を全体に繋げ、体そのものの力を高めてくれるのです。

 

周囲のすべてと今現在を繋ぐものが五感であり、

それを感じることができるのは、今を生きるときのみ。