すべての医者が正しい知識を持っているとは限らない。現代医療の問題点は検証されていないことが多く、MRI画像に腰椎ヘルニアが検出されたとしても、それが障害の原因であるか否かを医師が検証できないのが実際のところ。画像通りに椎間板を操作しても治らず、ヘルニアの手術を数回繰り返す患者も少なくありません。これは腰部組織は手術はすればするほど弱くなっていくため。画像で椎間板が飛び出していても無症状の人もいるし、手術をしても痛みが消えない人もいる。このように医者の誤診が状態を悪化させてしまうことはよくあることのようです。最近よく目にする「脊椎管狭窄症」の多くは手術を必要とせず、また誤診も多いため気を付けなければいけない。” 

 

今回は、この前の記事で少し触れていた、「なぜ整形外科に行っても状態がよくならないか」についての詳細を書いておきます。医師の診断はすべて正しいと思っていませんか?という大事なこと。

 

 

人は誰でもきれいにそろった腰椎を持っているわけではなく、初めから腰椎が滑っている人もいる。その「滑り」が痛みの原因なら、その人は生まれつきの腰痛持ちでなければならないはず。

 

北方民族は、6~7割が腰椎分離症といわれていているが、その全員が腰痛持ちだということはない。また、肩や股関節についても、変形していても痛みがない人は多いし、腰が90度に曲がっていても痛みのない人も多い。

 

以下のデータがある

 

・60歳以上の4割は、膝の半月板を損傷している

・50代で4人に1人、65歳以上でほぼ半数は肩の腱板に断裂がある

 

にもかかわらず、ほとんどの人は痛みを訴えない。

 

なぜか。

 

骨格異常は痛みと関係ないから。

 

日本腰痛学会の調査でも、腰椎すべり症が腰痛と関係がないことが分かっている。

 

坐骨神経痛も神経の圧迫が腰や下肢に痛みを引き起こしているのではなく、筋肉の痛みであるということ。

 

ぎっくり腰や腰痛の8割は、2週間以内に痛みがひき症状も治る。

しかし慢性化すると痛みが治まらず、整形外科、大学病院、ペインクリニックなどで、

 

・注射

・投薬

・神経根ブロック

 

という流れから心身ともに疲れ果て鬱になるという。

これはそもそも医師の診断が間違っていることから起こる悲劇。

 

なぜ間違うのか

 

医学教育で教えられる理論が違うから。

医師の卵は、痛みのメカニズムについては少し習うだけで、筋肉の生理学や病態についてはほとんど習わない

 

腰痛のほとんどは筋肉のスパズム(けいれん)からくる「筋痛症」が原因なのに、レントゲンやMRIで見える骨格異常が痛みの原因だと教えられるわけです。

 

「脊椎や腰椎など、筋骨格系の異常が痛みの原因」=「神経が押さえられると痛い」「骨が変形すると痛い」

 

という理論を、日本の整形外科医の大半が信じているという。

 

 

例えば

「椎間板ヘルニア」に対して医師は、「ヘルニアがあるから神経を圧迫して痛む」という。

 

しかし

 

・ヘルニアの手術をしてもよくならないことがある

・健常人でもヘルニアはある

・痛みがあってもヘルニアがないこともある

・手術以外の鍼灸、整体などで治る人もいる

 

手術後治ったという人は、全身麻酔で筋肉が緩んだことで、

 

・筋肉のスパズムがとまった

・痛みに過剰反応していた脳がリセットされた

・手術をしたという儀式的効果による安心感からの筋肉の緩み

 

と推測できる。

 

ヘルニアが見つからず手術を中断したケースでは、4割前後の改善率。いったんよくなっても再発するケースもあるという。

 

この、ヘルニアが痛みの原因説の矛盾を、ほとんどの医師は知っているにもかかわらず、例外として片付けてしまっているという。

 

 

以前から整形外科のブームとなっている

 

「脊柱管狭窄症(骨の老化によって神経を通す空間が狭くなることで生じる)」が

 

・腰痛

・下肢痛

・間欠性跛行(歩行時に足が鉛のように重くなり動けなくなる 少し休むとまた歩ける)

 

の原因というのも誤り。

 

このような誤診が多発するのは、痛みのメカニズムが理解できていない医師が多いため。

 

 

ストレスなどの生理的トラブルによって出る痛みをタイプ別に分けると

 

筋骨格系タイプ⇒腰痛、肩こり、しびれ

消化器タイプ⇒胃痛、便秘、下痢

呼吸器タイプ⇒咳、鼻炎

循環器タイプ⇒高血圧、不整脈、動悸

皮膚タイプ⇒蕁麻疹、搔痒・アトピー

 

これらMRIでは分からない痛みの出どころの場合、医師は「原因不明です」となる。

 

ほとんどの医師は、筋骨格の構造上の異常が痛みの原因と思い込んでいる。

 

痛みについてまとめると

 

①痛みの正体は、患部と脳の電気信号のやりとり

②構造の異常などではなく、生理的トラブルである

③慢性痛は、脳が勘違いしたために起きている

 

慢性的な腰痛が、ヘルニア、神経の圧迫によって痛みが起きる神経根炎であるなら、医学辞書サイトに載っているはずなのに、神経根炎の頁にはそれがない。

痛みの生理学を学んでいない医師はそれを知らないため、「とりあえず湿布出しておきますね」で終わらせてしまう。