今月の課題は、、、 | 書道教室 墨屋好文堂

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ソニー創始者、井深大(いぶかまさる)の言葉。

 


 

 

 

以下『井深大語録』より

 

”日本は、今、幸せなのか、、、。地球上のどこかで、今も、戦争が繰り返され、人々が飢えに苦しんでいる。そのニュースを、衛星放送によって、すぐ目の前で起こっているかのごとくテレビで見ている。確かに、そういう国に比べれば、幸せである。何といっても生活が豊かである。物が溢れ、暮らしに困ることはない。

しかし、かつては、日本も戦争により生活に窮する時期があった。昭和20年代のことである。そこに現れた一人の男、、、進取の気性に富んだ稀有なる技術者、井深大がその人である。

井深と聞いて、世代によって持つイメージは異なる。同世代(明治41年生まれ)は「井深と共に戦後がんばってきたなあ」と感慨を覚えるだろう。昭和ひとけた世代や井深の子供くらいの昭和10年代の世代になると「井深が作った小さなラジオをよく聴いた」ことを思い出すだろう。

昭和20年代、30年代になると、井深大の名前より、ソニーというブランド名が印象的世代。カセット・テープレコーダーで英語の勉強をしたり、白黒テレビがカラーテレビに変わったときの感動を思い起こすだろう。そして、昭和40年代以降生まれた世代は「井深大って誰?」と言いながら、電車の中でウォークマンを聴いていたり、、、、。

井深大とは、ソニー創世の父。文化勲章を受章した偉大な人。幼児教育の世界でも名を馳せた人。そして、昭和の日本経済の発展に大きく寄与した人である。”

 

 

1907年にソニーの前身である東京通信工業(日本初のテープレコーダーを開発)を1946年に井深大が社名をソニーに変更。もう一人の創業者である盛田昭夫とともに、世界的なエレクトロニクス企業としての地位を確立しました。

しかし、1997年に井深が亡くなり、その2年後に盛田が亡くなると、その後のソニーは凋落していくことになります。

 

”平成に入ってから、井深はインタビューにおいてこう答えている。

「日本はこの100年間、物質主義に毒されてきたわけで、それは反省しなければならない。もっと早く、日本経済の見通しがある程度ついた昭和40年あたりから、物質主義を見直すべきだった」

つまり井深は、日本は経済や技術といった<もの>を豊かにするために<物>を作り、確かに経済成長を遂げたが、それだけではなく、これからは<心>(心とは、井深が提唱している右脳的思考、音楽、芸術、信仰にも置き換えられる)の豊かな人間を育てなければならないと考えているのだ。<心>を豊かにする<ものづくり>をしていくことが、今後の我々の課題なのではないだろうか。”

 

 

 

 

 

 

 

今月と来月の毛筆は、こちらの展覧会の作品を作ります