休み期間中に作っていた料理の写真がたまっているので片っ端から記事にしていこう。
相変わらず工程の写真を撮るのはめんどうで、完成品だけ撮っておしまいにしたいけど、完成までの道のりが見えないと感動がない。完成品だけどうぞ、というのはレトルト食品と同じなので。だからこの料理ブログも食育ってことでやってます。たいしたものは作っていないけれども。
食育基本法・・・「生きる上での基本であって、知育、徳育、体育の基礎となるべきもの」
食育って大事です。レトルトを使うことに否やはないけど、出来合いのものばかり使っていると、どのような工程を経て出来上がったのか分からないから、全体の成り立ちが理解し難くなります。この辺も読解力低下の一つの要因になっていたりするわけですが、料理で使う用語って世界的なので、その語彙を獲得することにより読解力も上がっていくようです。最近は、レシピ(調理法の文書)が読めないから動画を見ないと作れない若者が増えているとか。
調理は、家庭内で協力し合って実験感覚でできるから、そこでしか味わえないたくさんの感動があります。感動すると記憶に残りやすい。お腹もふくれていい気分になれるし、苦手な食べ物も克服できるかもしれない。良いことしかない。
慣れるまではクックパッドでも見てそれを真似る。慣れてきたらアレンジできるようになります。慣れるまでは当然時間がかかるわけですが、この感覚が分からない人が増えていて問題視されていますよね。書道でも作品を創るのに3カ月以上かかることはざらにあります。硬筆展や書き初めコンクールに参加しているのも、時間をかけて努力しないと作品は完成しないということを理解してもらうため。これも経験しないと分からない。例えばユーチューバーが10分の動画作品をアップするまでにどれだけの時間をかけているのか。それが分からない(想像できない)人がけっこういるみたいです。今後は3Dプリンターが手軽に使える時代も来るわけですが、そうなるとこういった感覚ってどうなっていくんだろう。
そういった感覚を養うべくモノマネをしていくと、徐々に真似ることから脱しようと頭を使うようになります。食材もレシピ通りそっくりそのまま同じものを用意するんじゃなくて、冷蔵庫にあるもので代用可能なものを探して工夫しながら作り上げていく。失敗したら次は分量を少し変えてみる。するとさらに感覚が育つ。自分のものになるのはここからなんです。あらゆる場面において、与えられたレシピで作るのではなく、工夫努力したことだけが自分のものになる。
学校のテストで100点取っていても、何も分かっていない子が多いのはこの辺の問題だったりします。
そういえば、クックパッドって雑なレシピばかりで評判が落ちているらしいですね。「キッコーマン」とか「味の素」などの大手のレシピサイトを見たほうが確実に美味いものが作れると話題になってました。おつまみのレシピが豊富なこちらも貼っておこう 「アサヒ」 「キリン」
ということで、今回の「フムス(ひよこ豆をペースト状にして、ねりごまと合わせたイスラエルの家庭料理)」は人生で初めて作ったのですが、なんとも微妙な味。そもそも本物を食べたことがないから、これが正解なのかどうかも分からない。分からない時は、カレーに入れてみたらコクがでるかもしれないなどと想像を膨らませて可能性を探ってみたり。
<材料>
ひよこ豆・・・200g
缶詰の汁・・・50cc
レモン汁・・・小さじ1
オリーブオイル・・・大さじ1
ねりごま・・・30g
塩・・・小さじ1/2
ニンニクおろし・・・1片
材料全部入れてミキサーで攪拌
できあがり
自家製全粒粉パンにつけてみたところ、不味くはないけど微妙な感じ。後日トマトソースにいれてパスタにしてみたらまあまあいけた。




