最終回は、数少ない日本原産の山菜です。
前回のミツバもそうなのですが、日本原産の野菜は数が少なく、ワサビ、ウド、アシタバ、セリぐらいで、日本で栽培されている100種以上の野菜のほとんどが中国をはじめ、その他の大陸からの外来種です。私たちが普段使っている漢字も中国が発祥地。その漢字の草体から平仮名が生まれました。
ということで最後の書は、日本原産の平仮名で書くことにしました。
蕗の薹
雪が解け始めるころに芽を出し、早春に花を咲かせる蕗。
その花が咲く前のつぼみの部分を春の味覚として食します。
冬眠から覚めた熊にとっては最初のごちそうとなる。
独特な香りと苦味があり、こちらも日本料理には欠かせません。
終わり
1年間続けてきましたがいかがでしたでしょうか。
旬菜書は、天文学における二至二分(にしにぶん)を基準にして投稿してきました。
天文学では、二至の夏至・冬至、二分の春分・秋分で分けられ、【春…3月20日頃から6月20日頃】 【夏…6月21日頃から9月22日頃】 【秋…9月23日頃から12月21日頃】 【冬…2月22日頃から3月21日頃】となります。
イメージ的には前回の三つ葉と同じく、蕗の薹も旬は春といえるのですが、天文学的には冬に該当することになるので、ここでは冬の旬菜書にカテゴライズしました。
気象学では、【春…3月、4月、5月】 【夏…6月、7月、8月】 【秋…9月、10月、11月】 【冬…12月、1月、2月】となるので、こちらのほうがわかりやすかったなと最後になって少し後悔。
それでは最後に、蕗の薹の花言葉と、ご挨拶を。
「待望」
「仲間」
「愛嬌」
明日(21日)から春が始まりますね。しかも満月。
これから新年度を迎える方々の中には、入学、クラス替え、就職、などで待望の新生活が始まることと思います。環境の変化によって新しい仲間にも出会えることでしょう。人見知りな人は人間関係において緊張もするかと思いますが、愛嬌をふりまいておけばなんとかなります。
しかしながら、世の中そんなに甘くはないもので、春日和から一転して吹雪になることもしばしば。そんな苦味も味わいながら、雪解けを我慢強く待つことによって成長していくことができれば、その苦味は蕗の薹のような旨味となるはずです。
それでは、晴れやかな新年度を迎えられますよう、心からお祈りしています。
さて、次のシリーズものは何をするかが問題だな・・・
とりあえず、蕗の薹のパスタでも作ってから考えるとしようか。

