夏休みの書写の宿題講座も終わりを迎えようやくのんびりとできるようになりました。8月はずっとピリピリしていたもので。今年の書写は1年生が圧倒的に多かったのでもう大変。毛筆は硬筆と違って、神経を多方面に張り巡らせていないと墨があっちにとんだりこっちに飛び跳ねたり。見つけたら(自己申告する子は少ないから見つけないといけない)一応厳しく注意しますけど、汚すということをしなければ汚さない方法を見つけられないからそれはまあいいとして、それよりも筆の持ち方にはいつも苦戦を強いられる。
筆を初めて持つとみんな鉛筆と同じように持とうとします。
↑このように握り込んでしまうと無意識に手首より前を使って書こうとするから、小回りしかできず結果として文字が小さくなってしまう。
毛筆は手首ではなく肘までを使って、腕で書くことが上手く書く秘訣です。
↑これが正しい持ち。握りしめず軽く筆を掴み、手のひらには空間を作り、筆は真直ぐ立てる。この持ち方に変えるだけで「はらい」や「むすび」が比較的スムーズに書けるようになります。
なるんですが、最初はこれが皆なかなかできない。なので8月はずっとこの「筆まっすぐ」指導ばかりしていて、一人につき50回以上は注意していたので、トータルで「まっすぐ1000回超え」もしているはず。言霊信仰じゃないけど、そう言うことで少しは自分の歪んだ性格もまっすぐになればいいのだけど、こればっかりは1年生の方がまっすぐなんだな。
でも、なんだかんだいって今月はいろんなことを覚えたことでしょう。小学一年生で一度にたくさんの道具を扱うことってまずないと思うのですが、書道セットの道具のそれぞれの役割、扱い方、後片付け、手入れの仕方など一応は一通りは覚えたと思います。でも、来月から多くの生徒は硬筆にもどります。筆に触れない期間が長くなるとやはり忘れてしまう。そうするとまた振り出しに戻るといことになりかねないので、たまに思い出させてほしいんですよね。実際に道具を使って復習することが望ましいですが、それが困難というのであれば、振り返るという作業によって頭の中でだけでも筆に触れさせてもらいたい。11月には書き初めコンクールがあるからそれまではなんとか記憶に留めておいてもらえると比較的スムーズにレベルアップできるかと思います。



