「一華開五葉」 (いっかごようにひらく)
一心から五智が開かれる、という意。
この言葉はインドより中国に禅を伝えた「ダルマさん」の名で親しまれている「達磨大師」が弟子の慧可(えか)に自分の教えを伝えるに際して、詠んで与えたという言葉。
達磨の禅風が将来五派にわかれて栄えるであろうという予言でもあり、後に、禅宗が五つの宗派に展開していったとか。
この言葉の次に 「結果自然成」 (結果自然に成る) と続く。
つまり、一輪の花が咲くと、五枚の花びらが開き、結果は自然に成就するだろう。とも捉えられる。
この一輪の華を「心」とし、五枚の花びらを五つの「智彗」とする。
その五つの智彗とは、
・鏡のようにあるがままを映す
・すべてを平等なるものとしてみる
・あらゆるものの違いをよく観察する
・すべてを育む
・上の四つを合わせ持つ
となる。
他には、花が咲き実がなるように、すべての現象はあるがままに表れている、という禅の奥義としての捉え方もあります。
現在、一般的には、家族や子孫の幸せを祝う語として用いられています。
