本日は少し真面目に創作活動における作品のつくりかたをご紹介したいと思います。
書作品を創るにあたっての最初の準備段階というのは、はっきりいって地味です。詩を選ぶ、ということに関してはある程度楽しみではありますが、そこにもいろいろと制約があり、どれもこれも書いて良い詩、というわけでもなく・・・。まあでも、こだわらなければなんでもありなのですが。
一つだけ言いたいのは努力(心)なしには良い作品は出来ない、ということ。
心を込めている自分を見ることは、それ自体楽しめるものです。そうすると苦しくとも楽しめるものです。また、そんな自分を再発見することにも繋がるでしょう。
どんな事を行う、ではなく、どんな自分が事を行っているのか、を見る、ということ。
不平不満を言いながら事にあたるのか、心を込めて事をするのか、二つに一つ、ということ。
本日紹介するものは禅語。
「好雪片片不落別處」 (こうせつへんべんふらくべっしょ)
意味:雪の一ひら一ひらは、(落ちるべきところに落ちているのであって)
別のところには落ちない
この語を書にする前に下準備として以下のように書道字典で一文字ずつ漢字を調べていきます。そして、それぞれの字体(書聖といわれる先人が書いたもの)を拾い集めてまとめます。
これらの字体をバランス良く流れるようにざっと組み立てていき、
ある程度流れが決まったらただひたすら毎日書いていきます。
書の世界では3日も書かないと技術は衰えるといわれています。どんなに偉い書の達人でも毎日書いておられます。人間は忘れる生き物です。特に子供は書写や硬筆を習っても、毎日とはいわないまでも、ある程度の間隔で反復練習しなければ全く上達は見込めない(ここは断言します)。しかし私自身がそうであったように、本人が喜んで練習するわけでもなく・・。それにしてもなぜ私は書道をずっと続けてきたのかわからない。幼少の頃は心の底から嫌で仕方のないものだったのに・・・。
答えは本日の禅語に出てましたね。
そしてまた忘れて同じ問いを自分に課すのです・・・


