これはジム・キャリー主演のコメディ映画「ブルース・オールマイティ」の続編です。主演は代わってアメリカで活躍する有名なコメディアン、スティーヴ・カレル。彼の演技はツボにはまるので好きです。
続編という形になっていますが内容は別物。前作は少し下品なところもあったりしたけど、今回は前作をはるかにしのぐ心あたたまる作品となっています。なのに!日本公開されてないという2007年製作のもの。すでに旧作でレンタルされてます。
これは家族の絆の物語。動物たちもたくさん出てくるし、ホロッとするところもあり、夏休みに家族で見るには最適な映画かと思います。
ほんとに最近思うことは、映画っていろんなことに、気付くべき時に気付かせてくれる。
昔に見た映画を何年かして再び見る、するとそこで初めて理解できることがあったります。そういうことって他にもいろんなシチュエーションでもあると思いますが、例えばなにかを求めているとする。それを仮に、正しいこととは?という問いにします。それを自分に問い続けていれば、ある日その答えに気付かせてくれるなにかを見せてくれることがあります。
それは神様が緑の黒板に緑のチョークで答えを書いてくれているということ。つまり気付こうと努力しなければそれは見えないわけですが。
人生に”問い”はいくつも存在します。そこですぐに答えを出そうとするから苦しみが生まれる。
答えを出そうとするのではなく問いと共に生きていく、ということが最善ではないかと思います。
そしてこの映画は、主人公の”どうやって世界をかえるか?”という問いから始まります。
題材は、神様のお話の中で代表的な「ノアの箱舟」の話。
神様役は名優モーガン・フリーマン。
さらに世界の変え方の答えまでもが・・・
ここからはネタばれなのでこの映画を見ようと思ってる人は読まない方がよいかも。
劇中でのある会話をそのまま載せてしまいます。場面が場面なだけに思わずホロッときたので。
ノアの箱舟の話についての会話より
「あれは神の怒りと罰の話じゃない
怒りの話は人気だがね
本当は愛についての話です。互いを信頼すること
(船に非難する)動物たちはつがいでしょ
寄り添って支え合ってる
ノアと家族も 箱舟の中は 皆 寄り添い合う
(夫の奇行に悩む妻に対して神が質問をする場面)
忍耐を望む者に神様は忍耐を与える?それとも忍耐を培う機会を与える?
勇気を望むものには培う機会を与えるのでは?
家族の絆を望む者には温かい絆を与える?
それとも絆を深める機会を与える?」
スティーヴ・カレル主演のオススメ映画をもう一本紹介。笑えます。この予告編はいまいちですが。