不安

学生時代、構造力学やら何やらの授業受けました。

算数全くダメなもんで、当時教授の講義を聞いてても何が何やらチンプンカンプンショック!

辛うじて単位は貰えたものの…ガーン


随分前から人間工学とかで椅子一つ作るにしても、人の体型・体格等を事細かに分析して、より座り易い・よりお洒落な・より丈夫な物を作る事ができる世の中になってます。


こちとらあんま難しい事言われても、元々チンプンカンプンな内容が更にチンプンカンプンショック!


なので、不安…常に付きまとうんですわ。


椅子の座板の厚みはこれだけないとダメだビックリマーク

とか

脚の太さはこれ以上細くなっちゃダメだビックリマーク

とか…


作る材質によっても変わるだろうし、いくら人間工学が発達しても…詰まる所多量に家具を製作…生産!?…してる企業さんでも、年齢・体格の平均値から割り出して物を作ってると思います。


中には完全オーダーメイドでなさってる企業さんもおられるかとは思いますが。

いずれにしろ

「これで大丈夫ビックリマーク

となった物が商品となって世に出る訳ですわなにひひ


先日来手にかけてる長椅子…座面になる材の幅は決まっておりまして。

お客様のご注文通りの座面の長さ・高さにするとどうもアンバランスなんですわショック!

幅に対して高さが高すぎる長音記号2

しかしながらお客様は現在使っておられるテーブルに高さを合わせたいとおっしゃる。

前後に転びそうな気配。

脚の取り付け方にも工夫が要りそう。

そのあたりお客様に説明するも

「多少バランス悪くても、その寸法でお願いしたい」
と。


先日書きました様に材その物も思ったより良くなかったので

「さてさてどうしたものか!?

とあれやこれや構造・脚の太さ自体・接合方を考え製作に着手。


作りながらも

「うーん…これで出来上がり大丈夫やろうか?」

なんて不安がよぎる。



しかしながら……実際作り上げてみると……

「オッビックリマークまずずじゃないチョキやはり見た目若干バランスは良くないけどガーン

強度的には問題無しグッド!

極力脚の奥行き幅を広く取ったので、余程揺らさない限り前後の転びも無いグッド!


作り上げてからの不安の消滅にひひ


本来は作る前に不安無く出来上がる様な設計をしなければならないのかもしれない。

特に椅子や踏み台等人の体重がモロにかかる作品に関しては、それは重要な事だと思いはする。

けど、今回の様に限られた材で、お客様の注文通りに作らなければならない様な時……どうしても付きまとう不安があるのですショック!


しかしですビックリマーク


どう考えても
「絶対無理!!

と言う場合を除き、案外どうにかなるものニコニコ

またその工夫をしながら製作するのも、算数分からない私の様な作家に取っては物作りの面白味の一つですパーニコニコパー