先日の24時間TVで
輪島の塗師屋さんが出ていた!
【かけがえのない文化だから輪島塗がダメになったら日本の漆がダメになる】と言っていた!!
僕はその言葉を聞いたときすごく重く感じた!

災害で得るものなど何もない。
何もかも失って、すべてを1からやり直すしかない。
1から10を作るのは簡単だ。
でも0から1を作るのはものすごく大変なコト
それをするにはあれこれ必要な素材や道具の準備から始めなけりゃならん! どれだけの時間がかかることか?


曲げわっぱの修理完成
油分が浸透して漆の色がつかない。
拭き漆修理のときはいつもそんな感じ。
薄く生漆を塗ってから拭き漆に取り掛かる!


日本産漆を6回摺漆
そしてサラッと表面を面イチ研ぎ
また2回ほど塗り重ねて


この艶


木地蠟内朱で塗り仕上げ依頼の汁椀も仕上がりに近い。でもまだまだ、あと10工程は有る。
上塗り用の刷毛も慣らしがほぼ終わった!

ひとつふたつの品は時間がかかるぅ~