Baum長です。
この一週間は宮崎県の山中で、ウーマンズセレモニーというカナダのインディアン、クリー族の儀式に参加させて頂いてました。
セレモニーの2日前に到着して、クリー族のケネッチさんの指導のもと、スウェットロッジを作ったり、結界を張ったりと、普段の生活では考えられない貴重な経験をさせて頂きました。
セレモニー中の4日間、30人程の女性達はトイレ以外はずっとティピの中ですごし、祈り、歌い、踊り、女子会が行われます。
そんな女性達の食事などのサポートをするのが男性の役目となります。
このセレモニーの為にキッチンも作りました。
誰かの写真を勝手に拝借しました。
男性陣の中に料理人をされている方が数名いたので美味しい料理を食べることが出来ました。
また、このセレモニーの為に各地から沢山の食材や差し入れを頂いた事に心から感謝致します。
女性のいるティピの中では4日間、火を焚き続けます。
その火と対になる火を、外でも焚き続けます。
この火は、広島に原爆が堕ちてから70年以上一度も消されることがなく守られて来た色んな想いや願いが込められた大切な火です。
その外の火では、大鍋で塩焚きもするので、海水の補充、火の番を24時間行います。
交代制で火の番をしましたが、夜の寒さや昼間の暑さ、おまけに睡眠不足で日に日に衰弱していくBaum長でした。
スマホの充電も切れたので、ヨロヨロしながら一度脱走して電池で充電できる充電器を買いに行きました。
でも、戻って来た時にはどうでもよくなっていて、この時、スマホ依存から解放された瞬間でした。
↓男性用ティピを中から見上げた写真
夜はティピの中で火を焚き暖を取りました。
南米で初めて髪を染めたというカツオちゃん。
雨は降らない予報にも関わらず、この地域だけ豪雨となり、このティピは水没してしまいました…。
先程も書いた通り、さいしょの2~3日は非日常的な生活に精神的にも肉体的にも辛く、参加した事をとっても後悔してました。
しかし、徐々に自分の中で変化が起き始め、後半は体もスッキリしてきて、沢山の仲間と一緒にいることが楽しくなってきました。
今思えば、色んな概念が消えた瞬間だったのかなと思ってます。
4日間の祈りを終え、正装した女性達がティピから出て来た時にはウルウルしっぱなしで本当に感動しました。
本当に色んなことが有りすぎて、心の整理がまだつきませんが、本当にこのセレモニーに参加させて頂いて良かったなと思います。
次回も間違いなく参加する事でしょう。
Baum長の拙い文章ではこのセレモニーについてよく解らなかったと思うので、よければ妻のブログをご覧ください。
最後に、この大きなセレモニーを開催するにあたり場所探しや細かい手配を一生懸命頑張ってくれた主催のカナちゃん、場所を提供してくれて整地からなにからなにまでご協力頂いたロト君一家、地元の方々、クリー族のケネッチ夫妻&クリフ、その他大勢の参加者の皆さん本当に本当にありがとうございました。
また、お逢いしましょう♪