正月三日目、県外から嫁いできている嫁達と讃岐の郷土料理を作りました。
讃岐のお雑煮は「白味噌仕立てのあん餅雑煮」。
テレビ番組で珍しい食べ物として時々登場するあんこ餅の雑煮。
「正月にはこれがないと」ってことで、年末の餅つきにはあんこ入りの餅を作るご家庭の多いです。
こちらは「てっぱい」
父が存命の頃は、農繁期が終わった冬にため池の水を抜く作業をしていて、水底にふながいたら捕っていました。そのふなを酢で締めて、畑で作っている大根やネギを加えて酢味噌で和えていました。
今はふなを使うことはなく、今日は「コハダ」で作りました。
乾燥したそら豆を炒った後に、しょうゆや砂糖等の調味たれに漬けたもの。
母はよく作っていたけど・・・私は市販品を購入。
今日は孫ッチが好きなお赤飯も作ることに・・・。
お赤飯をつくる時、私は「ササゲ」のお赤飯で育ったんだけど讃岐ではなかなか「ササゲ」が手に入らなくって・・・。
岡山の友人が送ってくれました。
左が「小豆」で右が「ササゲ」。
お赤飯にすると小豆は割れるけど、ササゲは割れないので縁起物として使わせるみたいです。
小豆のおへそ部分は白い。
ササゲは黒いふちどり。
古代より赤い色は魔除けや厄除けの色とされてきたので、小豆やササゲはお祝いの時等に食べられてきたんですね。
ササゲのお赤飯、ふっくらできました。
記:工房和葉 佐藤佳代子