個展前日の窯出し。
絵付け、釉薬かけ、窯詰めと、
この時この日までと追われている間、
時間はほとんど無限に近い量があることを忘れてしまいます。
泉佐野りんくうタウンflour bee* cafeでの
久しぶりの展示初日の天気予報は「くもりのち雨」でした。
朝、満開のあじさいを数房切って、工房のある箱の浦から車で30分。
オーナーで野菜ソムリエのこずえさんとのご挨拶はお天気の予想ではじまり、
一時間ほど経ったころ小雨が降り始めました。
降ったり止んだりのお天気です。
ポツポツと慈雨めいて、
近所のお客さんやブログの読者さんが来てくれます。
この日一番じっくり選んでくれた
お客さんはこずえさんでした。
さっそく本棚のお皿をキッシュに使ってくれました。
次の日の予報は晴天です。
初日は室内に置かせてもらっていた、こゆのみや花瓶をテラスに出します。
蒸し暑いですねと言いながら、
顔なじみの方や先日の珈琲工房での展示に来てくれた方がご来場。
器が売れると気分が出て、
メニューをパラパラとめくります。
キャラメルラテには
ふわふわのクマが浮かんでいました。
沁みるような美味しいお茶を飲みながら
お客さんを待っていると、
豊かな量を持って時間が戻って来ます。
お客さんが来る。
ときどきは器の使い心地を褒めてくれる。
数日後こずえさんがFacebookにUPした、
美味しそうなお料理を乗せた新作のお皿は、
持ち場を得て
なんだか張り切っているように見えました。
