日付が変わるか変わらないかの時間に
いきなりメッセンジャーで連絡が来た・・・
彼女が下した決断は、俺にとっては絶望と言ってもいい内容だった・・・
「もう、今までの関係は続けられない。」
「どういう事?」
「そういう事・・・」
「何が悪かったんだよ、君は何も言ってくれなかったじゃないか。
何時だって、楽しかったよって言ってたはずなのに・・・。」
「家の飼い犬が死んだとき、私が落ち込んでた時貴方どうした?」
「今年の1月頃の話だろ、その日は俺が年始の用事に追われてて
会う予定じゃなかった日だったけど、俺一日かけてする仕事を
午前5時くらいから急いで始めて。
昼前に用事終わらせて、午後から会って話しただろ?」
「その時、何した?」
「思いっきり泣けるようにホテルに行って
俺の腕の中で泣いたはずだだよ
そのあと、「貴方は居なくならないで」
って言ってくれたから。俺は頷いて
そのまま二人抱き合ったんじゃなかったっけ?」
「そう、そこでなんで抱く訳?」
「君が良いって言ったからだけど・・・」
「・・・・・」
「あと、私たち付き合って丸2年だよ?
何で一度も親に紹介してくれないの?」
「だから、父親の方には準備(俺が奥さんを養っていける生活力)が出来る
までに紹介すると。以前弟が紹介した場合、別れさせられたからだって言ったよ
でも、「もし、君が紹介してほしいならすぐにでもするから。どうしてもって時は言ってね。」
って言うと。君はいつも「別に、今はまだいいよ。」って言ってくれてたから。
まだ良いのかな?って勝手に思ってた。」
「それが駄目なんだよ。」
「でも、それらの事って全部ちゃんと君に聞いてした事だよ。
もし、それが嫌だって言うならすぐにでも直す!
君を失いたくない。」
「はぁ・・・そういうと思った。
ホントはね、2月くらいから急に冷めてきたの。」
「ほかに好きなやつでも出来たのか?」
「うん、ネットゲームの知り合いだったんだけど
2月頃1回だけ会ったの。」
「そいつは優しいのか?」
「貴方は私のことを想って言ってくれてるかもしれないけど。
私の気持ちを考えてないんだよ、少なくともその人は
考えてくれてる。」
「せめて、声で話をさせて・・・
別れるにしても、こんなメッセージのやり取りだけで終わりたくない。」
(ここからは電話)
「こんばんわ」
「こんばんわ」
「近くの男なのか?」
「貴方より遠くに住んでる大学生、今親に勘当されてて
他に養子が来る話しが進んでるんだって・・・」
(正直信じがたかった・・・
最近変わったバイト先で誰か言い寄ってくる男でもできたのかな?
やっぱり距離にはかなわないのかな・・・
それとも、煮え切らない新人の男より
お見合いの話を親御さんに押されて
悩んでるのかな?ってずっと思っていたから・・・
新しい男は、大阪の俺より遠い場所 !?
しかも、よりによって会ったのは一回だけ !?
そんな事いう子じゃなかったのに・・・)
「一回会っただけで、
2年一緒だった俺よりその男の方がいいのか?」
「うん」
「6月の最後のデートの後にも、君は「楽しかったね。」
って電話してくれたし。
[声が聞きたいよ、声聞かないと寝れない.]
ってメールも毎日来てたのに、あれは嘘だったのか?」
「嘘じゃないけど・・・・
その時はそう思ってた・・・
でも、もう遅いの。」
「遅いって、たった1週間だよ?
その一週間も、君が待って欲しいって言って。
俺から連絡のとり様も無い方法つかっての1週間じゃない・・・」
「うん、でも遅いの・・・」
「はぁ・・・、ずっと君を幸せにするのは俺だけなんだって思って
毎日仕事頑張って、休みの日少しでも長い間一緒にいようと思って
たのに、途中から俺の空回りだったんだな・・・」
「うん・・・」
「君から告白してきて、「浮気だけはしないで」っていう
約束だったのに・・・」
「うん・・・ごめん・・・」
(ごめん・・・じゃなくて戻って来て欲しかった
他の男にちょっと優しくされてフラフラしてる彼女を
近くに居ないせいで不安にさせていたんだから
怒る気なんてまったく無かった・・・
ただ、「やっぱりあなたが好き」
という言葉が聞きたかった・・・
それ以外に、浮気をしていようが何しようが
彼女自身が好きだった俺にはどうでも良かった
ただ、戻ってきてさえくれれば・・・
でも、やはり無理なようだ。)
「はぁ、仕方ないか・・・
幸せになるんだよ」
「うん、そのつもり」
「俺は、まだ君の事好きだから
たぶん、俺の隣はしばらく空いてるから
戻ってきたくなったら何時でもおいで。」
「うん、戻ってくる事は無いと思うけど。」
「まぁ、それでも明けとくさ
最初は君から惚れてたのに、会えば会うほど
君の心は離れて、俺の心が惹かれてたみたいだな。」
「うん・・・
新しい人、紹介しようか?」
(無理だ・・・そんな泥棒みたいな奴を祝福できるほど
俺は心の広い人間じゃない・・・)
「いや、俺は君の幸せは願ってるけど
正直彼氏がいてるのに寄ってきたような男に
まともな態度とれる自信は無い。
だからいいよ。」
「そう・・・」
「2年間楽しかった」
「私も」
「じゃぁね・・・」
「うん・・・」
以上を持って俺の2年間の恋愛は終わりを告げた・・・
その日は、寝るに寝れず同僚や友達に電話をたくさんしてしまった・・・
早朝近くになっていつの間にか寝るまで・・・