まず手法として、Taskerでネット上の情報を取って来て利用するのは意外と簡単です。


ただ、Taskerが実際の処理をどのように行っているのかを理解するのが少し大変です。


例えば、ネット上のリアルタイムのバスの時刻表の1~10行目の、上から3行目のバスの位置情報を参照したい場合は、一度そのページをTaskerのHTTP GetでウェブページのソースのHTMLの全てを、TaskerにVariableとして取り込みます。(取り込まれたウェブページは、%HTTPDというVariableに格納されてTaskerに取り込まれます。)


次に取り込んだ%HTTPDのバスの位置情報のHTMLのソースを指定して、(パソコン版のGoogle ChromeでXPATHを調べると比較的楽。)、位置情報をVariable Search Replaceで10個(10行分)、別のVariableに取り込みます。(10個取り込んでから、必要な3つ目(3行目)のVariableを加工するという方法を取ります。)


例えば、%BAS_GENZAICHIという名前の Variableとして取り込むなら、%BAS_GENZAICHI1から、BAS_GENZAICHI2, ..., %BAS_GENZAICHI10までが、Variable Search Replaceで1度に自動で生成されます。1から10行目までのバスの位置情報のHTMLの記述は同じはずなので、先にそのウェブページから10個をVariableとして取り込んで、3番目のVariableを必要な形に加工するというやり方です。実際には、Variableとして取り込んでから、%BAS_GENZAICHI3の不要な変数部分をVariable Search Replaceで削っていきます。


Taskerのワイルドカードの記述は.* (ピリオドとワイルドカード)を使います。


Taskerで使用するのは、前述のHTTP GetとVariable Search Replaceと、そのVariable Search Replaceの中のReplace MatchesとReplace Withだけです。


例えば、取り込んだ3行目の%BAS_GENZAICHI3の実際の変数が”xxx10停前通過yyy”だったとすると、前半のxxxと後半のyyyが不要なので、Variable Search Replaceで%BAS_GENZAICHI3のxxxを探し、Replace Matchにレ点を入れて、Replace Withをブランクにすればxxxを除去出来ます。同じ方法で、もう一度 Variable Search Replaceすることで、yyyも除去出来ます。除去したい部分が少し長い物に関しては、前述のワイルドカードを使用すれば、楽に不要部分が除去できます。


こうやって変数の不要部分が除去できれば、後は%BAS_GENZAICHI3をTaskerに読み上げさせるなり、画面にflashさせるなり、様々な用途で使えます。