みなさま、こんににちは。
お立ち寄りくださりありがとうございます。

へだてなくしたむ
世こそうれしけれ
となりのくにも
ことあらずして

いきなり和歌を詠み出してみました。
いえ、声に出して読んだだけです。
こちら、明治天皇御製

こころが静やかになりそうな一冊をご紹介します。



こもりっきりも滅入ってきますので、お天気でと、と、代々木公園と明治神宮へお散歩に行きました。

のんびりと、土を踏みしめながら歩いて、木の根っこに腰を下ろし。
しばし日なたぼっこ。
鳥の声もよく聞こえます。

木も空も太陽も。
こうしてみると美しいままです。

水たまりすら美しかった。

神社も人は多すぎず程よい静けさ。

で、御参りしておいのりしたあとに、おみくじでもなく、御守りでもなく、買ったのが冒頭の一冊。

365日分。1日一首。
今日の一首が

へだてなくしたむ
世こそうれしけれ
となりのくにも
ことあらずして

です。
口語訳。
何の心のへだてもなく、親しくつきあってゆける世の中こそうれしいことだ。
境を接するとなりの国にも、格別の変事など起こらないで。

となりの国は、国とは限らず、人かもしれないですね。人だけじゃない、他の命あるものせべてにも心を寄せられるように。
自分だけ自分の周りだけ安心安全、他は知らない、ってならないように。
みんなで心安らかになるように。

そう祈れる、思える、行動できる人でありたいものです。

いいお散歩でした。