キャンセル待ち当選83番でモニター観覧した。今回から顔認証システムが正式導入。劇場入り口には見たことのないスタッフが大勢いた。以前に比べると異様な光景。開始時間が遅れてかなり待たされたが、これだけ厳重にやって頂ければ安心である。


5日以来となる久しぶりの1期生『夢を死なせるわけにいかない』公演で平日フルメンバー出演。数日前に中井りかちゃんがSNSで運営批判したからか、重大発表やサプライズを推測するファンによるツイートが見られた。一方で私を含め″みな民″は昼の755で現在は研究生の かとみな にショックな出来事があったことを知り、なかなかモバイルメールが送られてこないことから心配の渦中にいた。


そんな中メンバー達は、11月9日より福岡の博多座で上演される舞台劇『AKB48グループ特別公演  仁義なき戦い~彼女(おんな)たちの死闘篇』のプロモーションで公開された本間日陽さんのメインビジュアルで盛り上がっていたことがMCで判明した(笑)。


ちなみに中井りかちゃんの件は翌日に本人が反省しており、″にわり″の人にとってはいつものこと(笑)。かとみな の件は全くプライベートで可愛いらしいエピソードであった。情報をチェックしているファンにとっては結果として かとみな も出演の1期生勢揃い公演になった。 


りかちゃんと中村″あゆたろう″の″あぶこな″コンビによる『となりのバナナ』は和解の象徴である。1年前に1度ダメになった人とは元に戻れない、信用できないとSNSで書いていた りかちゃん まさかの仲直りにはびっくり。騒動のあったNGT48や国際関係でギクシャクしている日本、世界にはタイムリーな人選、ステージである。今回は2人ともダウンし、観客の″あぶこな″コールで立ち上がり、握りこぶしで復活という、昔の四天王プロレス、カウント2.9999のパロディ風なバージョンであった。

同じくユニット曲『記憶のジレンマ』では がた姉の光と影、良い意味で″影″が際立っていた。約9カ月間もSNSで人間サンドバッグのように叩かれまくった経験をしているのはAKB48グループ、芸能界でも1部NGTメンバーだけであろう。中でも主犯扱いされた彼女の影は濃く、何度かの握手会を経て回復したのか今回は少し視線が向いていたにせよ、活動再開後はカメラに目を合わせくなっていた。明と暗。光があるから影が際立つ。怪我の巧妙で、この誰もしていない体験が存在感に転化されているのだ。全体曲『森へ行こう』での目を閉じて歌う彼女のリアリティーは突出している。


アンコール最後の全体曲『MAXとき315号』ではステージ右端にいる りかちゃんをカメラがアップで捉えていた。優しく微笑む彼女こそ″素″であろう。例えがプロレスばかりで申し訳ないが、アメリカマットでは悪役レスラーも地元へ行けばベビーフェースとして声援を受ける。″つかの間の素顔はヒール″中井りかのホームが新潟であることの証明であった。

ロビーも満員だった。


※一番下の写真はメンバー755より転載