元阪急勇者ファンのブログ -6ページ目

元阪急勇者ファンのブログ

スポーツ、落語、歌舞伎、音楽などに独断と偏見に満ちたコメントをします。

一谷ふたば軍記 熊谷陣屋はいいですねえ。

華やかな中にも抑制のきいた背景を舞台に、上手と下手にバランスよく役者が配置され、物語の核心となる制札「一枝を切らば一指を切るべし」が中央に控える。推理小説さながらに物語が展開し、熊谷次郎直実が出家し、花道で落涙する場面


「柊(ひいらぎ)に置く初雪が、日陰に溶ける風情なり」


美しい情景描写で幕が閉じられた後の引っ込み  三味線1本を背に直実が旅立つ場面は何回見ても心打たれます。

志ん朝の落語では、居残り佐平次が絶品、志ん朝は名人が世に出る苦労話をよく演じていたが、これらも良い。一方談志は、五人廻しや品川心中といった廓話が出色だが、小ほめや寿限無などの前座噺も本当に面白い。これに対し、芝浜や文七元結などの人情噺は、繰り返し聴く気にはなれない。二人の存命中に生で聴きたかったものです。
三遊亭円朝昨の壮大な落語
円生師匠の語りを youtubeで聞き、心を奪われ、amazonでCDを購入しました。円生はたいして好きな落語家ではありませんでしたが、この噺の出来映えは素晴らしい。抑制のきいた語り口のむこうで、登場人物の息遣いが聞こえてきそうです。