救命救急センターは、スタッフ一人ひとりの判断が人の命を左右する大変厳しい職場だ。
転職を決めた場合、相応の覚悟はしておく必要があるだろう。
救命救急センターには危篤状態の患者が運ばれてくることが多く、単純なミスでも許されない。
ちょっとしたミスが生死を分ける可能性があるため、現場で働く看護師にはとてつもないプレッシャーがかかる。
実際、救命救急センターで働くうちにプレッシャーに押しつぶされ、最終的に退職の道を選んでしまう人も珍しくない。
また、緊急の呼び出しがかかるケースも多く、体力的にしんどくなりやすいのも救命救急センターで働くうえでの難点といえる。
救命救急センターは、並大抵の精神力では務まらないといっても過言ではない。
働くことがつらいと感じたなら、無理はせずに他の病院への転職を検討した方が良いだろう。
看護師自身の心身が健康な状態でなければ、安全かつ質の良い医療を提供することはできないからだ。
どうしても救命救急センターで働き続けたいなら、気持ちの切り替え方を学ぶのが先決である。
気持ちの切り替えが苦手であれば、プレッシャーと動揺により、ミスを重ねてしまうリスクが高まってしまうからだ。
人の生死に直面する救命救急センターで働く以上、感情コントロールは不可欠な要素といえる。
また、向上心を持ち続け、看護師としてのスキルを高めていこうとする学習意欲も欠かせない。
つらい状況でも自らの目的を見失わずに、自己研磨に取り組み続けられる人であるのが望ましいだろう。
看護師が救命救急センターへ転職を考える際、現場のメリットとデメリットは理解しておいた方が良い。
最初に、メリットを挙げていこう。
1点目は、飛躍的なスキルの向上が見られる点だ。
救命救急センターでは、多岐にわたる症例に対応するため、看護技術や臨床判断力が格段に向上することが見込まれる。
特に、緊急時の迅速な対応・判断能力は、その後のキャリアにおいても重宝されるスキルとなるだろう。
2点目は、チームワーク力の向上だ。
一分一秒を競う救命救急の現場では、医師・看護師・その他の医療スタッフとの緊密な連携が必要不可欠となる。
そこでチームワークの重要性を深く理解し、円滑な情報共有スキルを一気に高めることができるだろう。
3点目は、やりがいの大きさだ。
危機的状況下において、患者の命を救えたときの喜びは計り知れないものだ。
そのときの達成感は大きく、やりがいを感じつつ、自身の仕事にも誇りを持ちながら働けるはずだ。
以下では、デメリットも挙げていこう。
1点目は、大きなストレスがかかること。
生死に関わる緊急事態が頻繁に発生する環境は、精神的なプレッシャーが大きい。
もちろん、治療が間に合わず、患者が亡くなってしまう事例にも遭遇する。
それは大変ショッキングな出来事であり、一時的に気持ちを切り替える能力がなければ、業務遂行は難しいだろう。
2点目は、シフトの厳しさだ。
基本的に救命救急センターは24時間体制のため、夜間や休日を含むシフト勤務が多くなる。
プライベートの時間が制限され、家族や友人などと共に過ごせる時間が減る可能性が高くなるだろう。
3点目は、身体的負担だ。
急患対応による迅速な行動が求められるため、重労働になりがちだ。
長時間の立ち仕事なうえ、走り回ることもしばしばあるため、体力がなければ務まらないだろう。
救命救急センターへの転職を検討する際は、上記の点を踏まえ、自身の目的やライフスタイルに合うか照らし合わせて考えてみてほしい。
現場の仕事内容や必要なスキル、転職のコツなどを包括的にまとめたサイト〔http://critical-care-center.net〕があったため、そちらにもアクセスしておくと良いだろう。