大切な経験 | 感性に任せる日記

感性に任せる日記

感じたまま、ありのままに、思ったことやあったことを綴ります。

私の感性を大切に、楽しんで書いていけたらいいなと思います。

22歳で、今までもこれからも、こんな経験はできるのかなって思った。
昨日とおとといの二日間。
今思うと、なんて素敵な2日間だったんだろうと思う。
ずっと付き合ってた彼氏に別れを告げてから3週間が経ってた。
一昨日は、その彼氏に「よりを戻したいからもう一度考え直して」と言われ、「少し待って。火曜までに答え出してくるから」と言った、火曜日だった。
今のケータイに彼氏のメモリーはない。
ドコモのケータイ。新しく変えた、ケータイ。
ケータイの番号をお互い知らないまま、約束した火曜日。
私は内心、大学で会うって約束しただけで時間も場所も決めてないしあえないんじゃないかなって思ってた。
私が用意した答えは「NO」だったし、だからこそ、会えなくても良いと思ってた。
私は大学に講義のために行くし、終わって少し残ってて、会えなかったら帰っちゃおうと思ってた。
彼氏を探すつもりもないし、「NO」と言うためだけに来たわけじゃなかったから、私には彼氏と会うことがそんなに大きなことではなかった。
でも、大学について、最初にあったのは、彼氏だった。
大学の掲示板の前で彼氏は時間割を見てた。
目が合った。
彼氏が「あれ、今日は早いじゃん」って笑った。
私は、「まだお昼食べてないから早めに来たの」って笑った。
購買に一緒に来てくれて、優柔不断の私にいつものようにお弁当を選んでくれた。
どうしてもお菓子や“食事じゃないもの”でお昼を済まそうとする私に彼氏はいつも怒ってた。
「お弁当買っても食べきれない」「揚げ物や肉が食べられない」
そんな理由から、私はお弁当が嫌いで、菓子パンやクッキーをかじるだけでいつも「ご飯食べたよ」と言ってきた。
彼氏と別れてからその傾向は強まるばかりで、自然にお菓子コーナーに足が向く私を、彼氏は「お弁当にしよう、今日は」と、私の腕をつかんだ。
食べたことがない「お得!390円弁当」を買ったら、食べられるものがたくさん入ってた。
唯一食べられないから揚げは、彼氏が無言で取ってくれた。
残したご飯もおかずも、一昨日は怒らないで食べてくれた。
その時、教授が通りかかった。
私は、「先生、今日の講義どこやるんですか」と聞いた。
教授は、「今日は休講だよ、君は先週聞いてなかったのかね」と言われた。
教授が行ってすぐ、彼氏が吹き出した。
「お前らしいな、人のはなしちゃんと聞けよ」と。
「くやしいー!せっかく来たのに!これだけのためにィー」って言ったら、「車でどっかいくか?」って言われた。
「買い物がしたい、新宿行こう」って返した。
新宿で私はロンTと靴下を買った。1万5千円だった。
彼氏が「出そうか?」って言った。
私は「いいよ、今日たくさん持ってるから」って断った。
帰りの車の中、「NOだろ、答えは?」と言われた。
「うん、ごめん」って答えた。
前を向いたまま、「待ってる間、辛かった」って振り絞ったような声で彼が言った。
「お前が本当にいなくなる瞬間が来なきゃ良いのにって思いながら過ごしてたけど、あっという間に今日になっちまった」。
「友達に励まされるんだ、元気出せよとか、女なんてほかにいくらでもいるってさ」
「うん」
「でも、一緒にいた時間が長すぎて、どんなに他の女とじゃべっても遊んでも、お前といる時みたいに楽しいと思えなかった」
「そっか」
「最初お前に会ったとき、なんて軽そうで馴れ馴れしい女だろうって思った」
「ハア?」
「でも、話してたらあんまり楽しいもんだからその日のうちに好きになったんだ」
「・・・。」
「でもその時お前には彼氏がいて。諦めようってそれしか考えなかった」
「そうだったんだ」
「だけど、授業で週に一回だけ顔あわせて、その授業を絶対サボらないようにしてる自分がいて。隣に座りたい自分がいて」
「うん」
「お前が遅れてきた時、俺の隣の席が空いてて。隣に来た時は今日告白しようって思った」
「うん」
「授業中、今日空いてる?って聞いたら夜ご飯ハンバーグだからすぐ帰らなくっちゃって意味不明な回答が返ってきて」
「あはは!そうだったっけ?」「じゃあ家まで送るよって言った。」
「覚えてる」
「車の中で、しかも高速を走りながら告白したんだ」
「覚えてるよ」
「そしたら、お前その日講義に遅れてきたのが、元彼を振ったからだったんだ」
「そうだったね」
「でも、お前は告白の返事しないで、元彼の話ばっかりしたんだ」
「?」
「その前の日元彼のうちに泊まって、大喧嘩して、枕投げつけたんだとか、8つも年上だから子ども扱いされていつもムカついたんだとか」
「・・。」
「悲しかった。こっちは真剣に告白したのに返事すらお前はくれなかった」
「ごめん・・」
「だけど、その後毎週授業で隣に座ってくれるようになって。何度か二人で遊んで。こっちはドキドキしてるのにお前は全然してなくて。手つなごうとしてもキスしようとしてもいつでもできる状態なのに、俺は中学生の時みたいに緊張してできなかった」
「あはは」
「付き合うようになったのもきっかけはないし。」
「そうだったね」
「そんな風に周りの男がお前のこと俺と同じようにすきなんじゃないかと思ったらいつもどっかに行っちゃいそうで不安だった」
「・・・。」
「でも、お前は浮気とか全然しなくて、中身は全然純粋そのままで、友達が多くて、でもそれにも気付いてなくて。リーダーシップ的存在なのにやってることに負担感じてないし」
「リーダーなんてやったこと少ないよ」
「お前と付き合ってから、男友達に羨ましがられた」
「なんて?」
「お前の彼女セックスうまそうだなって」
「最悪!!!!」
「うそだよ。」
そのあと、彼氏は静かに泣いてた。
しばらくして、「ありがとう」って言われた。
こんな別れは初めてだった。私は彼氏を愛してた。
それに初めて気付いた。
でももう、遅かった。
彼氏が、これからもずっと元気でいますように。
彼氏が、私のこと見つけてくれたこと、感謝する私が、いつまでもいますように。