修行について その84 午前11時半 日中諷経の反省会 | 修行僧の涙目な日々

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日中諷経が終わったあと、

恐怖の反省会が始まります・・・。

 

恐怖へ道のりは以下の通り。

日中諷経の導師が立ち去ったら、火の始末です。

新到たちが一斉に動き出し、ロウソクの火消し、お線香を香炉から引き抜きます。

抹香用の香炉に入っている炭も、しっかり消火。

 

火消しが終わったら法堂あるいは開山堂に整列。

合掌し、古参の猛攻撃に備えます。

 

堂行寮を中心とする古参メンバーは、新到と向かい合って仁王立ち。

日中諷経が何のミスもなく終わっていた場合、この後の予定について連絡事項を伝えて終わり。

もちろん、そのようなことは滅多にありません。

 

大きなミスはもちろんのこと、重箱の隅をつつくような粗探しでしっかり吊るし上げ・・・。

(ただ、朝食のときよりも古参の数は少ないです。副随寮典座寮等に配属されている古参は、忙しいので日中諷経には基本的に出てきません。)

 

古参の気が済んだところで、反省会は終了。

法堂や開山堂の片付けをして、昼食の準備へ向かいます。