[24.0322] 十角館の殺人

話題作だったし、コミカライズ版を読んでいたから視聴してみました。

結構、しんどいんだけど…。

コミカライズ版はAnotherも描いた清原さんということで、美麗なビジュアルを眺めながら読めるのですが実写はそれが厳しい…目から入る情報というのは中々にツラいものがあるのです(涙)

エラリィがずっとしゃべり続けるのを聞くのが一番キツイ!演じる方も大変だったかもしれないけど、実写であれは尚キツイ。そして面白くない。

犯人の抱いている感情と思惑が、エラリィの推理とずれているから、ある意味滑稽なシーンになっているのも皮肉なものでした(エラリィが悪い訳ではない)。

犯人の身体を張っての復讐は実写もコミカライズも両方、一方的過ぎる復讐劇で、実は復讐にさえなっていないのかもしれないと思えてしまい、自分の中の齟齬が更に「なんだかな」にさせてしまいます。

せっかくの青木さんなので、このまま主演で何本か館シリーズを映像化してくれるといいなと思いつつ、十角館に関しては、個人的には響かなかったのでした。

 

[22.09-10] HOTEL -NEXT DOOR-

WOWOW作品なのに緩い(笑)

緩い作品はたまにあるけど、今作もディーン・フジオカを眺めるための作品です(笑)

本当は、ホテル再建を依頼され総支配人になり、様々なテコ入れをしていくお話です。基本的に外資へ売り渡す話ありきですが、過去に父親が仕事をしていた場であるホテルをこのままにはできないという主人公の思いなども絡めて進みます。

価値あるホテルへという道筋があり、皆で盛り立てていくホテルを現代版として描いたのかもしれません。中身がやや古臭さを感じるので、あか抜けないドラマでした。

「姉さん、事件です」とそのセリフしか知らない自分としては、ベースが同じ等まったくわからないので、これはこれで視聴しています。

ディーン・フジオカを眺めるためだけに時間を費やしてみました。

個人的にはドラマとしてはうま味のない作品でした。毒気のある作品の方が好きなのです。。。

 

[24.01-03] 大奥 

フジテレビ版の大奥です。

NHK版の方を先にと思ったのですが、こっちが先、は間違いないはず。

NHK版は原作が原作なので完成度勝負、フジテレビ版は一挙見の勢い勝負、という感じ。NHK版の後だと薄い気がするので、先に消費して間違いなし。

残念なことは、大奥のシリーズまで旧ジャニ系が侵食していること。

ただどんな俳優も大奥シリーズの将軍役は棒キャラしか描かれないからまぁいっかという感じになりました。

滑舌の悪さに定評のある亀梨、終始低めの声でも一応聞けたのでOKとします。ただ時代劇衣装は似合っていないから格好悪い。もう一人の方はモノローグがヤバイですね。怪しいところが数点「あーもう!!!(イラッ」となりつつ、時代劇には顔・風格は合っているという2人のミスマッチに苦笑いでした。

ヒロインどころ3人の内、お目当てはもちろん森川葵。

さすがでした(拍手)表情も声音も上手く、柔らかく、しっとりしていて、序盤の憎き役どころでさえも、自分には可愛く思えました。

そして小芝風花は中盤が一番安定していたかな。慈愛が素晴らしくぽけーと見つめてしまいました。でも好みではないんだよね(笑)

西野七瀬は、大奥法度を破ったにも関わらずその重さが感じられない演出だったこともあり、女中時代の方が良かったです。息子産んでからは何でもするというセリフの時は「確変きた?!」と一瞬だけ思ったのですが勘違いでした。衣装チェンジすると存在感が希薄になったと思えるのは、カツラが似合わないからなのか???

山村紅葉が可愛く面白く、新しい3人組の方が品もあり良かったです。

そして安田顕が怪演した田沼意次、新しい感じでしたが、ちょっとやり過ぎかな(笑)

大奥内のキャラはフリーだけど、表の人は史実としてかなり重要キャラなので密会し過ぎていたり色々演出の方向性が好みではありませんでした。

評判が悪かったというイメージ(記事)が先行していた気がしますが、フジTV版大奥は以前からこんな感じだと思います。瀬戸朝香出演作とは見直したけど、結構、無駄な間もあるし、演技も上手くないし、それに比べれば可愛いもんじゃないかと思えるので、愛嬌大事かもしれません。