WOWOWの興味あった作品がたまってきたな、ということで、時間が短めの作品とか話数が短め作品を今回は選びました。

映画の方もたまってきているのですが、その内2つはシリーズ作品。見ても次忘れてそう…と思ってしまうと手が伸びない(苦笑)

 

[20.11-12] 殺意の道程 

バカリズム脚本、出演作品です。井浦新と2人芝居の様相があります。

自殺した父親(伯父)の無念を晴らしたい…男性2人が完全犯罪できないか、と考えたことが始まりです。

プロジェクト名つけたり、ホステスさんから色々アドバイス受けたり(なぜそこまで詳しいのか?謎(笑))、実行日をいつにするのか占いで決めてみたり、全体的にゆるっとしています。

そして最終話で事実が明らかになっていくという作品。

バカリズムが演じる従弟のみっちゃんが、たまに毒舌、たまに真顔だったりするので、後半どうなるんだ?と思ったのですが、生真面目な性格の男性を演じる井浦新の演技と相まって、絶妙な作品になっていました。

殺意はあるんです。ただ普通の人間が殺意を抱いて、計画しても、完全犯罪は難しく、また同時に2人いることで気持ちが暗い方へ落ちにくいという良さもあり、タイトルから想像するものと違いクスっと笑えるさりげない笑いが殺意をほぐしていく様なイメージでした。

WOWOW作品にしては、気楽にみられる方の作品だと思います。1本が30分くらいなのも良いです。好きだな。

 

[20.11-12] 夜がどれほど暗くても

週刊誌の副編集者の息子が○人を犯した?!衝撃のニュースにより環境が一変した夫婦と、被害者の娘、事件を捜査する警察が描かれます。

ここ最近だとSNSで週刊誌を責める様相を見かけたりするから、尚更、複雑な作品だと思えました。

この作品では、留学生たちの現状としての一面、事件の加害者と被害者の家族という2つの軸で展開されます。

この作品の扱う題材は、実に繊細そうなものでしたが、ドラマとしては上手くまとめているなとは感じました。

ラストはきれいに終わり、事件も解決し息子の嫌疑は晴れました。

しかしながら、過程において、SNSという凶器にデジタルタトゥとして残る個人情報は宙に浮いていることもあり、後味スッキリとまではいかない面もありました。

「誰にでも朝はくる」様で、SNSの脅威は取り扱い注意なので、絡め過ぎたのはマイナスかなと若干思っています。

 

[23.09-10] 落日

湊かなえ原作です。作品のドラマ化は好きですが、キャスティングが吉岡里帆以外、好きではありません。それゆえ見ようかどうしようか少々悩んでしまいましたが、60分弱全4話、ということで視聴してみました。結果的に湊かなえ原作品なので、60分弱が非常に濃厚で時に長くも感じました。登場する母親が毒親っぽかったり、虐待されるといったことも出てきますが、誰かのその時の行為が、誰かを救っていた、という事実に希望を持たせる何かがある、そういう気配のする作品になっていた気がします。

事実を追い求めることで前を向いて進める人、過去へのわだかまりから歩みを止めてしまった人、様々ですが、4話の中で、それを解決し、彼女たち2人の過去への払しょくが描かれました。

正直、難しい題材で、あーでもない、こーでもない、となるのは湊かなえならではの面白味だと思って視聴しています。それでもなお、難解です。

 

 

以下、余談

ACMA:GAMEがドラマ化するとは全然予想していませんでした(笑)

当時、読んでいたものの、はまる程のものでもなく、ただ作業的に読んでいた気がします。途中まで読んだからとりあえずラストまで読むか的な?

原作のベースは使って、キャラ設定を大幅に変えてのドラマ化なので、どうなるのか不明ですが、間宮くん出演していても見たいドラマではないので、今回もまた見送りになります。映画を先に見ることを検討しようかな。