アニメ見て、小説読んで、まったりしていたらドラマの視聴が少々面倒臭くなりました。

日本のドラマは、基本、そんなに内容濃くないから作業BGM的なものなのだったりします。

すべてがそうではないが、半分くらいは確実に作業BGM。

そんなこんなで、以後、ペースダウンです。

 

[23.10-11] けむたい姉とずるい妹

栗山千明(キルビル時代が美貌のピークだった)が苦手なので、どうしようかなと思っていたのですが、馬場ふみかちゃんが出演していたので、一応ストックしておいた作品です。予想を裏切らない、馬場ふみかのゆるフワキャラで始まったのですが、中身は予想を裏切る重たい作品でした!

母親の愛情の在りかを姉妹が内心グルグルでバトルしてます。

実のところ、自分が好きだった男の子供である長女への愛情が一番だったみたいですが(苦笑)

姉自身は厳しくも正しく生きなさいという言葉が重くのしかかりその人生に反映されている母親の言葉が呪いのごとくあり、妹の方は母親の愛情を向けられる姉に対し「姉になりたい」という思いが発し、姉の好きなものを奪うことで姉になりたいを実現しようとして、現実に空虚な思いを抱くという愛憎劇です。これでもかというテンプレを1-2話で発揮し、姉が高校時代に好きだった男を夫とすることで今を成り立たせる妹と、母親の死によって実家に同居することとなった姉の様子が描かれます。

元をたどれば、母親の愛情。今は亡き母親に対し、どうしようもないことですが、妹の夫(姉の元カレ)を軸に姉妹の駆け引きとバトル、男を手に入れたものの…と諸々ありつつ、過去(母親へのそれぞれの思い)を昇華させることで決着しました。

軽い気持ちで見始めたら、中々ハードな内容だったという結果でした(笑)

以外にも今作、雛形あきこや桜田通が出演していて驚いたのですが、全体を通してサクッと見られる良作だと思います。

特に姉妹の間を行ったり来たりできる妹の夫(姉の元カレ)を、姉の同僚は「こんな男、次も浮気する」と言いのけていたり、その男が担当する作家さんが本人に「クズ」と何度も言ったりして、細かい点が上手いと思えます(笑)

原作は知らないのですが、中々興味深い題材でした。

 

[23.07-09] 最高の教師 1年後、私は生徒に■された 

よくわからない理由で「生意気」と言われやり玉にあげられる世界、の一つが学校だったりします。

少しでも相手のことを考えて発言したり行動したり、物事に自分なりに楽しんで取り組む。ちょっとしたことが、後から振り返れば「青春」と呼べる時間になっていたり、大切な友人ができていたり、いつしか虚しさから抜け出せていたり、そんなひと時を学び、身に着ける場である小さな社会、学校の一幕でした。

凝縮したドラマだなと思うと同時に、苦い学生時代をふと思い出したり、色々複雑な思いで視聴しました。

松岡茉優の秘められた熱さと落ち着いた口調で進行し、それぞれの抱える思いを表に出す機会をつくっていくので、重さがありつつ、松岡さんのこういうドラマが見てみたかったということもあり、満足です。

芦田愛菜ちゃんは、さすが、でした。対して、加藤清史郎くんはどの役を演じても微妙なのでそろそろ勘弁してほしいです。

最終話、大トリを飾った星崎くんとやらは、時々、厄介な登場の仕方をしていたので違和感なかったです。このキャラを丸め込むのは難しい。

西野さんを演じた茅島みずきですが、彼女を使った割に薄いキャラでガクッときましたが、この作品に登場するキャラは普通の高校生である、ことが前提にあるので変ではないですね。でも「教祖のムスメ」のインパクトが強すぎて、もう少し何かあるのかと期待してしまいました。あと髪の色は黒で頼む!その方が可愛いんだよ!!(笑) ゼクシィは可愛いCMかもしれないが、本当は重たい役を演じてほしい若手さんでした。

 

 

[23.10-12] 家政夫のミタゾノ

深夜からゴールデンに移動したミタゾノだったので母に勧め…たけれど、初回から酷いシナリオと演出で、勧めてしまった自分に後悔しました。松本まりかの高い甘ったるい声で騒がれたら気分が萎えます。あれが初回は酷い。

そしてお決まりのごとくあった「お化け」と「本当は悪女?!」的なエピソードがない!!!

特に「悪女」系はお気に入りだったのですが(過去に矢田亜希子が演じていた様な感じの)、今シーズン、そういうのありましたっけ?セカンドパートナーの話も黒木瞳の最終話も違うし、思い当たらない。

全体的に騒がしい系のシナリオが多く、その辺はうるさく思えて残念でした。

そして伊野尾の出番が多すぎる!少ない方がドラマとして成り立つとシーズン3の川栄李奈の時に重々感じたので、減らしてほしかったです。桜田ひよりは名前を知っているけど人物を知らない状態だったので、一応見られてよかったかなと。伊野尾のせいで出番少なかったですけどね。

ということで、ミタゾノの内容ももう少しまともというか騒がしすぎない方向でつくってほしかったです。

シーズン6は7話目の「ポツンと一軒家」でサバイバルを覚える子供の話が面白かったです。子供は苦手なのですが、あれは何だかんだいい味出てました。

 

[23.10-12] フェルマーの料理

2話で脱落してしまいました。

1話がクライマックスでいいのでは?「フェルマーの様な数学博士になりたい!」であってるかな?高校生の夢語り、無事、高校卒業できたからいいと思う。

見ていてしっくりこないのを約10話見るのはパスということで若手2人には興味あったけど、また次の機会ということで。