[19.10-12] PSYCHO-PASS 3

何だかんだ放置してました(笑)

そして偶然にも「鬼滅の刃 遊郭編」を視聴したタイミングとほぼ同じだったので、CV.沢城みゆき2本立てとなりました。珍しい。

 

評判が今一だったのと、シーズン3から劇場版へと継続する流れだったので、ある程度まとまってからでいいかと思ってしまう、と溜めてしまった訳ですね(苦笑)

シーズン2からは虚淵さんではなくなり、冲方さんメインっぽいので、全体の雰囲気が冲方さんなんだなというイメージで進みます。しかし、その間の劇場版3部作は冲方さんではないので、割とバラバラだったものをシーズン3でキャラの立ち位置をスッキリさせる形で統合している印象でした。

今回は45分作品8本構成なのと、シビュラの影でゲームを楽しんでいる人たちによって起こされる事件をメインにキツネ狩りが展開される訳ですが、朱ちゃんの立ち位置が不明な点が少々気にかかりつつ、少し違った視点で展開するシーズン3はそれはそれで面白いのでは?と思います。さすがに「サイコパス」という名を体現するシーズン1の様なストーリー展開がないので、物足りなさもあるし、豪華キャストに反して個性が強いキャラも揃わないのでマイナスになるのはやむを得ない気がしました。テンポがゆったりしているのも比べられてしまう点かも。

シーズン1の槙島同様、免罪体質である灼アラタ(CV.梶裕貴)が監視官側で登場することが本来のメインだと思われるから「メンタルトレース」を行っても色層が濁らないし、シーズン1を反映して「シビュラの盲点を埋める者」としての立ち位置(設定)は面白い反面、ストーリーに半分くらいしか反映できていない点も残念な気がします。それもこれも炯ケイ(CV.中村悠一)の存在で表向きわからないようになっているから仕方ない部分と、終盤に炯の奥さんが事件に巻き込まれて灼を責めて仲たがいするという謎展開になるので、釈然とせずにシーズン3が終わるのが悪いんだと思っちゃいます(笑)

劇場版で全部回収~だけど、さすがにある程度のまとまり感が欲しかったです。

最後のメイン2人の仲たがいだけ、しっくりきません。

無駄に豪華キャストのシーズン3という印象でした。正直、CV.諏訪部は不要ではないかと個人的に思っています。思い切って若手を盛り込んでいれば無難だったかも。CV.石田彰とは価値が違いすぎです。

 

(2020) 劇場版サイコパス3FIRST INSPECTOR

ということで、劇場版です。続けて見て、1作品という…ね(笑)

しかもこの劇場版は長い!そしてかなり面白い!!待ってた!!!という1作に仕上がっています。

すべてはこの劇場版の物語のために、アニメ版があったんだと納得できる作品でした。

この劇場版では、旧1係(現、外務省)の捜査官が現1係と連携を取って事件解決に動きます。

思い入れの深さ?の違いなのか、旧1係の3人と、シーズン1から登場しシーズン2のメイン、そしてシーズン3では課長という名の中間管理職まで上り詰めた霜月美佳を見るとテンションが高くなります。「ギルティクラウン」の2人がメイン張っていてもテンション上がらなかったので、この差は歴然でした。(個人的なCV.中村悠一ブームの終焉ですかね)

尚、CV.宮野真守は、また重要なところで出てきたなとは思うものの、嫌な気しないのでマイナス値がないという不思議な気分です。シーズン4があれば、また出てくるのかな???

シビュラは免罪体質者でなければならない必須条件があることを知っていて見ているシーズン3と劇場版なので、オチとしてシビュラの一つになりたいという野望を抱く人物が夢破れるというシーンに微妙な気分になりました。シーズン1が濃すぎるから、それを超えるのは大変だし、角度変えて物語をつくったけど、オチをそこに持ってきてしまうのと違うかなとなりました。

さて、個人的にバトル以外の関心事は朱ちゃんなので、気になるところですが、シーズン3の前日譚となる部分はまた劇場版らしいので、待てが続きます。でも朱までもが執行官側になるのか、という脱力感もあります。監視官側で復帰するとシーズン3のコンビを活躍させられないからバランスの問題?いや別に1係でなくても全滅した2係でも良かったのでは、とか思ってしまいますが、とりあえずは朱ちゃんの物語を待ちたいと思います。