[23.0622] 離婚しようよ

面白い!…が1本あたりの時間がボリューミーな全9話ということで、一挙見すると最後の方は息切れしてしまいました。でも、基本的に作り方が上手いなと思います。

メインキャラたちの個性がはっきりしているから話の流れをつかみやすいし、秘書の早乙女さんは、大志がやらかす度にブラックになったり、心の声でツッコミ入れていたりと細かい点もかなり楽しい。大志の母親役の竹下景子が個人的に抱いていたイメージと違って、ちょっと上からだったり、時に厳しいけど息子に大甘になったり、ヘアスタイルと衣装もこれまでと一味違うなという感じでした。

ゆるキャラが最近多い気がする松坂桃李と、どんな役でも振り幅広く演じる仲里依紗のアンバランスな夫婦のドタバタ離婚劇は、「なんで離婚するんだっけ?」と言いながら、周りに巻き込まれ、最後は巻き込んで、たどり着く先を見届ける楽しい時間を過ごせました。誰と比べたとかあるけど、松坂桃李はやっぱり長身でした。

幻の「愛媛5区」というのも興味を惹きました(笑)

現時点で4区、統廃合で3区、の愛媛に5区とか(笑) (ヾノ・∀・`)ナイナイ

後ろに電車走っている時点で松山…世襲の坊ちゃん議員、父親は厚生労働大臣ってS崎さんかよ!みたいなツッコミを心の中で抱きつつ、それはそれ、これはこれと言うことで、身近な?愛媛設定は視聴していてこれまた楽しい点でした。

 

[23.0112] 舞妓さんちのまかないさん

正直なところ、森七菜は嫌いなのですが、他に好きなキャストが出演しているので視聴してみました。オーディションの話を聞いて更に嫌いだなと思ったのは余談。

原作は無料分のみ読んだことがあるので一応雰囲気は知っているものの、Wikipedia見てみると原作とだいぶ違っていたことを知りガッカリ。

キヨが軸とはなるけど、登場するキャラそれぞれにスポットも当たるので見易いです。屋形で過ごす舞子ちゃんたちの一日の中に、それぞれの人生が絡んでいく骨組みですが、つる駒ちゃんがお気に入りでした。ただ、Netflix版は最終的に花街から卒業して一般人に戻っていく様子が描かれているので、良いキャラだっただけに悲しい気分です。

橋本愛が芸妓さん演じると知って驚きました。かなり長身の芸妓さんになりますよね。つくっている成りよりも普段の方が美人さんですが、先輩として百はなちゃんへ抱く思いにキュンとしました。可愛い。

この作品の難所はオリジナルキャラ?の松岡茉優演じる吉乃。浮いているんですが…?松岡茉優が演じるの勿体なくない?と思った点と、森七菜のアップがキツイです。どう見ても、柔らかいキヨのイメージと違う。料理中のアップで若干、口が開いたままなのが気になって仕方ありませんでした。すみれちゃんがその分、引き締めてどんどん舞子として成長していくので、バランスはとれてくるものの、口開いてるのは演出なのか?地なのか?気になりだすと最後まで気になってしまいました。

 

リリー・フランキーや井浦新が良い人役で出演しているのも雰囲気が柔らかくなって好きでした。緊張感ある役を多く見てそれもそれで好きなのですが、こういうのも良き良き。と割と好きな作品になりました。演出として違和感抱く部分がない訳ではないけど、悪くないです。

 

[23.0713] 御手洗家、炎上する

鈴木京香、悪女を演じる、という点で惹かれました。原作はハラハラし過ぎてしまい、途中で投げ出していたら、いつの間にか、完結していた様子。同じ見るなら、鈴木京香の方を見ようという選択でした。

個人的には原作よりはハラハラしないなと感じたのは、主人公が永野芽衣だったからかも、と、放火につながるストーリーの結末だけが原作を読みだした頃から気になっていたから。個人的な緊張感は薄かったです。

とりあえず「離婚しようよ」の一気見は息切れしたので、2分割で視聴し、うんうんこんな感じか、という流れで無事ラストまで完走できました。

面白い。結末知ると、親から子への愛情は様々なのだなと思えるので、悪女の在り方も悪くなかったなと思います。病院を支えてきた立役者でもあるので余り悪女に思えない不思議。

終盤で野間口さんキター!と個人的にテンション上がることがあったので、楽しんでみたことは間違いない。

 

[22.1222] 今際の国のアリス シーズン2

シーズン1はプール(ビーチ?)で終わったんだっけ?くらいの相変わらず朧な記憶から始まりました。三吉彩花見てそれを思い出す。と、1話のラストにヌーディな山P登場で吹き出します。もう原作の細かなところは忘れているのと気にしたことがなかったのですが、衝撃度は高い。それに割とこのシーンは活舌悪くない(笑)

かなりエグイ生死をかけたバトルが続くので、疲れるのは疲れるのですが、スピーディに展開するし、アリスの脱力期間が短めになっているのでいい感じです。

シーズン2は大詰めとなるキング戦が続きますが、残りの絵札戦を挟みつつ、目立つのは間違いなくチシヤ。♢のキング戦は一人参加でクリアしているし、アリス曰く「棘が薄くなった」ということで人生観が変わった一人であること間違いなし。

渋谷に隕石堕ちて、心臓停止1分間の間、今際に行った人たちのデスゲーム、ということになっていますが、それがこの物語の中の現実ならそれもよし。仲里依紗演じるラスボス、ミラの語る世界でげぇむを続けることがその人の選択ならそれもよし。ということで、きれいに終わりました。個人的にはきれいに終えたと思います。

社会の問題児が送られた世界だと「ブトゥーム」のデスゲームになってしまうし、中々この設定を決めるのも難しかったとは思うので、これはこれでありでした。

余談ですが、「御手洗家」の妹・柚子を演じていた恒松さんが今作では黒髪女子高生ヘイヤで出演しています。雰囲気がガラリと変わり、ヘイヤの強さが際立っていて、柚子のイメージより断然こっちだ!と思うくらい素敵でした。

ラスボス仲里依紗は美しく残酷な一面も持ち合わすミラを演じていて、やはり見て良かったと思います。どんな役でも非常に魅力的で大変満足した作品でした。